さまざまな食材や料理をリアルに再現する食品サンプル。多くのファンがいて、最近は個性的なグッズが世に送り出されています。X（ツイッター）では、あまりにリアルな食品サンプルを使ったグッズが2.2万件もの“いいね”を集め大反響に。話題を呼んだ投稿について、制作者のkanapei＠食品サンプル雑貨作家（@kanapei_fflab）さんに、詳しいお話を伺いました。

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おいしそうなトーストを券売機や改札にタッチするサラリーマン

「二度見されるようなパスケース作ったりしてます!!」

　そんなコメントを添えて投稿された3枚の写真。いずれもおいしそうなトーストを、なぜか駅の券売機や改札などの読み取り部分にタッチする、スーツ姿の男性が写し出されています。

　投稿者したのは、小さい頃から食品サンプルが大好きだったというkanapeiさん。現在は、食品サンプル雑貨を制作・販売しています。実は、このトーストも作品のひとつで、正体は「パスケース」。実際に商品を購入した方が撮影した写真なのだそうです。

「二度見どころかガン見してしまいます」　リプライも大盛り上がり

　kanapeiさんによると、こちらのパスケースは食品サンプル用の樹脂で作り、絵の具で着色したオリジナル作品。ご自身でも持ち歩いて使ってみたそうですが、周囲の反応は「見て見ぬふりの人が多かったですね」と語ります。

　しかしXでは、この個性的なアイテムに多くの人が刺激されたようで、投稿に2.2万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「めちゃ欲しいけど、自分モバイルPASMOだった」「日本に来た外国人観光客に驚かれたりしてほしいです」「こちらは『味付けバター』ですか？」「めちゃめちゃ素敵……！　これをくわえながら走ってる人とぶつかりたい」といった感想が寄せられています。

　ほかにも、「二度見どころかガン見してしまいます」「使ってる人いたらガン見しちゃう」「口にくわえて走り込み、それでスッと改札通ったら二度見どころか三度見しちゃいますね」といった“二度見では終われないほど見てしまう”といった意見が目立ちました。

　kanapeiさんは、食品サンプル雑貨を作るうえで「カバンから直接出てきておもしろいもの」を、テーマのひとつにしているのだとか。このリアルなトーストを模した「『いっけなーい！遅刻遅刻』風 食パンパスケース」も、そうしたコンセプトが活かされているようです。

　そんなkanapeiさんは、今回話題になった商品を販売しているほか、クスッと笑える作品をXなどに数多く投稿しています。ちなみに、今回の投稿が話題を呼んだことで、同商品に注文が殺到。「これから作る量の膨大さに、現実逃避しております!!」と、うれしい悲鳴を上げているそうですよ。

（Hint-Pot編集部）