よく見たり使ったりしているけれど、実は名前を知らないものは意外に多くあります。X（ツイッター）では、普段からなにげなく使っている「記号」の名称を解説した投稿が、1.1万件もの“いいね”を集め大反響。投稿者のけんたろ ≒ ことば図解（@kenlife202010）さんに詳しいお話を伺いました。

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よく目にする「アノ記号」　知らなかった名前に驚きの声

「みんな知らない『アノ記号』をまとめました」

　そんなコメントを添えて投稿された画像には、「＊」や「♯」「…」などよく見かける記号が一覧化されています。記号の下にそれぞれの名前が書かれ、リプライ（返信）では一つひとつの詳細をけんたろさん自身が解説。

　この投稿は反響を呼び、1.1万件もの“いいね”が。リプライ（返信）には「名称があったんですね」「普段使っている記号でも意外とわからないものですね」「おお、これで記号マウント取れますね」「それぞれ名前がついてるんですね！　知らなかったです」「全部覚えてドヤります」といった声が寄せられています。

「♯」と「#」の違いも判明　「見分けがつかないですね」との声も

　クイズ・言葉の知識に関する発信をしている投稿者のけんたろさんは、「博学知識としておもしろい記号に着目」して画像を投稿したそう。世の中にたくさんある記号から「比較的よく目にする記号、かつ調べていて名前がわかったもの」を選んだと明かします。

　とくに反響が大きかったのが、音楽記号の「♯（シャープ）」と電話のプッシュボタンにもある「#（井桁・いげた）」の違い。リプライには、「シャープと井桁を同一のものととらえている人は多いでしょうね」「シャープと井桁は見分けがつかないですね」「シャープと井桁を一緒に考えてました」との意見が多く見られました。

　また、会話の余白や文章の省略などで使用される、「…」は「3点リーダー」が正式名称。正しい名前を知ったことで「てんてんとかてんてんてん、は卒業ですね」「てんてんてんではなく、3点リーダーなんですね！　あの記号なんだっけ？　と質問されたら使ってみます」といった声も上がっています。

名前がわからないものを調べるコツとは

　さまざまな検索方法があるものの、名前がわからないと調べること自体が難しいケースも。そこで、けんたろさんに名前がわからないものを調べるコツを聞くと、「周辺知識やそれにまつわるものを取っかかりにしてネットや書籍で調べ、そこで見つけた手がかりをヒントにさらに調べていくのが基本的な調べ方です」と教えてくれました。

　学生の頃からクイズ好きで、社会人になってからもクイズサークルに参加しているというけんたろさん。そこで出会った知識や言葉が新鮮で、「自分で調べるようになった」そうです。今回の大反響については「純粋にうれしいです。シャープと井桁の記号の違いを認識していない人が多かったのが印象的でした」と、発見もあったと語りました。

　そんなけんたろさんは、音声プラットフォームVoicy「けんたろのクイズラジオ」で時事ネタクイズなどを配信しています。今まで意外に知らなかった、新たな知識を得られるかもしれませんよ。

（Hint-Pot編集部）