世界的にもマナーの評価が高い日本人。日本では当たり前のことでも、外国人観光客からすると驚き、称賛に値することもあるようです。米国から来た3人組は日本に到着してすぐに、そうした光景を目にしたといいます。いったい、どんなことが3人を驚かせたのでしょうか。

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出身地の小さな町よりも東京のほうがきれい

　アメリカのアラスカ州から初訪日中のブリトゥンさんとジェレミーさん、そして来日は2度目だというワシントン州在住のケンドラさん。友達同士で日本各地をめぐる旅を満喫中の3人に、日本で驚いたことを聞きました。

「僕はアラスカでも3000人くらいしかいないような小さな町から来たんだけど、大都市である東京のほうが、はるかにきれいだということに衝撃を受けたよ！」

　ブリトゥンさんたち出身のアラスカ州は、アメリカ合衆国最大の面積がありますが、総人口は73万人ほど。一方の東京都は人口1380万人超を誇り、民間シンクタンク「都市戦略研究所」による2023年の「世界の都市ランキング」では3位となりました。

　街中にゴミ箱が少ないにもかかわらず、日本人がその辺にゴミを置き去りにせず持ち帰るのは、外国人にとって驚きの文化のようです。

日本人には当たり前？　静かさも観光客には驚き

　加えてジェレミーさんも口を開きます。

「日本のきれいさもそうなんだけど、日本に着いたらとっても静かだったということ。電車にも列になって、きちんと並んでいて行儀がいいというか……」

　ジェレミーさんは「郷に入っては郷に従え」というように、普段より声を抑えた静かな口調を実践。心から感心しているようです。

「私もジェレミーに賛成。とにかく静かなのに驚いたの。前に日本に来たときは1か月くらいいて、その静かさに慣れてしまったから、アメリカに帰ったとき、うるさくてうるさくてかなわなかったわ！　道をただ歩いているときでさえ、うるさいと感じたくらいなの」

　そう同意したのはケンドラさん。電車やバスなどの公共交通機関内では、携帯電話の通話はマナー違反だったり、公共施設や店内などで騒がないようにしたり、他人に迷惑をかけないようにするのは、日本人にとっては当たり前のルール。そんな当たり前が、外国人観光客には新鮮に映るのかもしれません。

　東京、大阪、広島などをめぐって、北海道にも行きたいと意気込んでいた3人。日本滞在中は、日本人の美徳を感じてもらいたいですね。

（Hint-Pot編集部）