どうぶつ
「どうしたどうした?」 抱っこが苦手な柴犬 飼い主の膝の上で顔をうずめる姿に反響
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飼い主さんの膝の上で抱えられ、丸くなる柴犬。顔を腕の中にうずめて甘えるしおらしい姿が、多くの人をほっこりさせています。いったい、何があったのでしょうか? X(ツイッター)で話題になった写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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飼い主さんに抱えられ、顔を隠して甘える柴犬
「何があったかわかんないけど、ヨシヨシ」
そんなひと言が添えられた写真には、飼い主さんに抱っこされる柴犬が写っています。飼い主さんと向き合う体勢で膝の上に乗り、頭を腕の下に隠すように入れて表情は見えません。飼い主さんに甘えて「よしよしして~」という声が聞こえてきそうです。
この写真がXで公開されると、1.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「どうしたどうした?」「ぉぉぉぉ いったい何があったんだーww」「どしたのー! ぎゅうってしたくなります」「お注射??」「落ち込んでる? 怖いのかな。かわいいですね」「耳までしょんぼりかわいそう」「ぎゅって優しくなでなでしてあげてください」など、心配する声が寄せられています。
自由奔放なののちゃん 飼い主さん家族のもとですくすくと成長
飼い主さんに抱っこされていたのは、柴犬の女の子で4歳の「のの」ちゃん。野原をかけめぐるような自然のままの「野(の)」と、和と女の子の雰囲気がある「乃(の)」を組み合わせて名付けられました。
飼い主によると、ののちゃんは掃除機、車に乗ること、雨が苦手大の苦手。そのなかでも掃除機は、子いぬの頃から得意ではありません。一方、好きなことは背中のマッサージ。飼い主さんに背中を向けて「マッサージして」とおねだりすることもあります。
過去には、ひっくり返してしまった植木鉢の上に覆いかぶさって、隠蔽を図る姿が注目を集めたこともあるののちゃん。それから約2年経ち、大きな成長を遂げたようです。
「本能としての行動、マイペースなところや自分の意思を通そうとするところは、柴犬や成犬といった動物の特徴なのかもしれません。今は、飼い主のペースに少しずつ合わせてくれるようになりました。
よく話を聞いてくれるようになったことのほか、歩くペースを合わせる、そばから離れない、仕事が遅くて帰ってきたときでも眠そうにしつつ出迎えてくれたり、寝ずに待っていてくれたりするように。これが成長と言えるのかはわかりませんが、以前とは変わったように感じます。フィジカル面では、よく食べ体重も増えました」
ののちゃんが飼い主さんに甘えた理由とは?
写真が撮影されたとき、飼い主さんはそばに来たののちゃんをひょいっと抱き上げました。すると、ののちゃんはおとなしく抱っこされ、飼い主さんの腕に顔をうずめてじっとしていたそうです。
「抱っこされるのは、あまり好きではないので抵抗すると思っていましたが、すんなりと抱えられました」
そのまま5分ほど抱っこし、頭や体を撫でてからゆっくりと降ろしてみたところ、ののちゃんは何事もなかったかのように過ごしていたそうです。
「少し甘えたかったのかな? と思っていますが、本当のところはよくわかりません。いつも食事が終わると一緒に遊んでいるのですが、ちょうどこのときは家族と話をしていて……。先日、予防接種を受けさせましたが1週間も前のことだったので、たぶん関係ないと思います」
理由もなく甘えられるのは、飼い主さんから愛情をいっぱいもらっているからこそ。これからも、大好きな飼い主さんと一緒に楽しい毎日を過ごしてほしいですね。
○取材協力:柴犬ののの(@nonohime_shiba)さん
(Hint-Pot編集部)