カルチャー
幸せな気分になる日本の喫茶店 「レトロで癒される」 母と娘が注文した“もちもちメニュー”とは
公開日: / 更新日:
海外から日本にやってくる観光客数で、国別最多となっているのが韓国人です。春の気配が漂う中、東京を訪れた韓国人の母(60代)と娘(30代)は、おなかがすくとつい決まった国内の有名喫茶店に入るといいます。シックで落ち着いたインテリアも魅力的ですが、人気メニューの味も親子を魅了しました。「韓国の喫茶店では食べられない味」と感激した人気の“もちもち”メニューについて詳細を聞きました。
◇ ◇ ◇
コーヒーを飲みながら定番の洋食を食べられる喫茶店
東京に何度も観光に来ている母と娘。他の外国人観光客同様、銀座、有楽町、原宿など都内の人気観光地を巡りますが、その中でも毎回必ず訪れる喫茶店があるといいます。それは椿屋珈琲。生パスタはデュラムセモリナ粉100%の自社製で、風味豊かな小麦粉の味わいともちもちの食感で人気となっています。
娘のユジンさんは「韓国にもパスタの店はたくさんありますし、おいしい有名店もたくさんあります。ただ、カフェでパスタを食べるとなると数は限られます。風味豊かなコーヒーを飲みながらおいしい洋食を食べられる店を探すと椿屋珈琲という選択になります。母も椿屋のもちもちのパスタが大好きで、親子でパスタを食べていると幸せな気分になります」とその味を思い出してニッコリ。
椿屋珈琲では自家焙煎の豆を使い、サイフォンで淹れたこだわりのコーヒーを提供。インテリアは大正ロマンあふれる内装となっており、丁寧な接客で客をもてなします。椿屋珈琲を運営しているのは東和フードサービス(東京・新橋)。椿屋珈琲を全国に53店舗のほか、パスタ&ピッツァ「イタリアンダイニングDONA」も同じく22店舗展開しているため、グループ内でパスタの品質向上が目指されています。
母娘が注文したメニューは国産バジル100%のバジルソースを使用した爽やかな香りと鮮やかな緑を楽しめる「北海道モツァレラチーズと海老の国産バジルソース」。そして創業当時から定番メニューとなっている、11種類のスパイスと牛肉を煮込んだ「特製ビーフカレー」をシェアしていただきました。
韓国のエンタメ界では「Y2K」という言葉が大流行しています。「Year 2000」を略した言葉でもともとは西暦2000年を意味していますが、意味が拡大し1990代後半~2000年代に流行したカルチャー全般を指すようになりました。「Y2K」をさらにさかのぼる大正ロマンのレトロ感が「日頃から何かと忙しい韓国人に癒やしとぜいたくな時間を与えてくれます」とユジンさん。
日本の喫茶店は思いもよらない魅力であふれているようです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)