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「むしろ最高だった」 日本の食事スタイルを絶賛 オーストラリア人が初めて経験したこととは
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初めて日本へやってくる外国人にとって、目に映るものすべてが新鮮。普段使い慣れていないものに感激することもあるようです。オーストラリア人一家は、小さい子どもを連れて訪日。子ども連れにはぴったりの“しつらえ”を、日本のレストランで初めて経験したそうです。オーストラリアでは触れたことがなかった、日本ならではの食事のスタイルとは何だったのでしょうか。
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日本在住経験がある男性 妻と娘は初訪日
オーストラリアから訪日したベンジャミンさん一家。ベンジャミンさんはかつて、フォーミュラドリフトジャパンのカーレーサーとして活躍し、福島と横浜に計4年間住んでいた経験があります。妻のエルさんと娘のサニーちゃんは、今回が初めての日本。3人で2週間ほど滞在する予定です。
サニーちゃんが乗るベビーカーを押しながら、奈良公園内を散策していたベンジャミンさんとエルさん。公園内には、国の天然記念物に指定されている野生のシカがいます。国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットで、ベンジャミンさんたちもシカと触れ合うのを楽しみにしていました。
「さっきサニーが歩いているときに、シカがそばにやってきて驚いたわ。でも大丈夫! サニーも鹿せんべいをあげて、ご機嫌でした」
サニーちゃんはベビーカーに乗りながら、周りにいるシカに興味津々。自然の中で動物と触れ合い、満足げな様子です。
初めてのたたみに感激 小さい子どもも安心
初来日のエルさんにとって、日本で見るものすべてが新鮮だそう。利用した日本食レストランでは、オーストラリアでは見たことがなかった光景に出合い、感激したといいます。
「レストランに入ったら、たたみの席があったの。初めてたたみの上で食事を食べたけど、まったく不快ではありませんでした。少し動き回りたいサニーにとって、むしろたたみの席は最高だったんです。いつもならベビー用チェアに座らせるけど、座敷だと高いところから落ちてしまう心配もまったくないし、とても安全だと感じたわ」
すっかりたたみが気に入ったエルさん。たたみは日本の伝統的な床材のひとつで、現在のような形になったのは平安時代からといわれています。時代が移り変わり、今では和室がない住宅も多くありますが、日本人の生活にとっては馴染み深いものです。
ベンジャミンさん一家は、これから京都や横浜などにも足を運んでからオーストラリアに帰国する予定だそう。行く先々でも、家族みんなが安心して食事を楽しめるといいですね。
(Hint-Pot編集部)