飼い主さんが食べているものに、興味を持ついぬは多いでしょう。今回ご紹介するのは、8年半の“犬生”で初めての匂いを嗅いだ柴犬。背後のテレビに映るの字幕と相まって、多くの人が笑いの渦に巻き込まれています。飼い主のT.Katsumi（@ChinaObachan517）さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

絶対おいしいやつ！　匂いにつられた柴犬

「8年半以上生きてきて　初めて蒸したてあんまんの匂いを嗅いだいぬ」

　そんなひと言が添えられた写真には、お座りをする柴犬が写っています。小さく舌を出し、潤んだ瞳で飼い主さんをじっと見つめて、今にも「ちょうだい！」と言い出しそうです。しかも、背景のテレビ画面には「がむしゃらに走り続けてきた」の字幕がくっきり。興味津々で切なげにも見える表情に、あまりにもマッチしたフレーズが笑いを誘います。

　この写真がX（ツイッター）で公開されると、3.6万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「後ろの字幕と表情のコラボレーション……」「その匂いを嗅ぐために、がむしゃらに走り続けてきたw」「字幕がワン氏の気持ちに合ってますね」「がむしゃらに走り続けてきたので、皮だけでもください……」「どうしてテレビの字幕とこうもドンピシャするのでしょう　魅惑の匂いを探すワン氏の旅はまだまだこれから」「皮だけあげたい」「あんまん食べたいです、のおかおですね」など、多くの人を夢中にさせています。

リビングからダッシュでやってきたこじろうくん

　柴犬の男の子で8歳の「こじろう」くんは、好奇心旺盛で、鋭い嗅覚の持ち主です。初めて目にするものは、いつも真剣な顔つきでチェックします。

「とにかく嗅ぎたがりで、なんでもかんでもとりあえず匂いを確認します。いつも真顔で、どことなく業務とか任務めいていて、まるで検品をしているように見えます（笑）」

　ある日、早めに夕食を済ませたため、夜9時過ぎに小腹が空いてしまった飼い主さん。空腹を満たすため、あんまんを蒸して食べようとしたところ、ハプニングが発生しました。

「こじろうは、リビングの仮眠処（クレート）の中で寝ていたのですが、あんまんが蒸し上がった途端、ぴょんと飛び出し、くんくんと匂いを嗅ぎながらテーブルに寄ってきました」

　どうやらこじろうくんは、あんまんの甘い匂いを嗅いで、いてもたってもいられなくなったようです。飼い主さんをキラキラと輝く瞳で見上げる姿はなんともキュートですが、意外な展開に。

「あの表情でこちらを見上げ続けていたので『仕方ないなぁ……』と、あんまんの生地の部分だけ少しつまんで、こじろうの鼻先に差し出しました。すると、『ソレジャナイ』と言いたげな顔つきに。おそらく、あんの香りに反応したのだと思います」

こじろうくんとテレビの字幕　奇跡のコラボは過去にも多数

　こじろうくんのかわいらしい表情はもちろん、背後にあるテレビに映し出された「がむしゃらに走り続けてきた」という字幕も笑いを誘う要因になった今回の投稿。飼い主さんによると、こじろうくんとテレビの字幕がマッチするハプニングは過去にも何度かあったそうです。

「こじろうが起きている間はずっとテレビをつけっぱなしにしているため、“打率”が上がるのでしょう。子いぬ時代からよく今回のようなことが起こります。それをおもしろがってくださるフォロワーさんも少なくないようです」

　こじろうくんのさまざまな表情と、字幕とのコラボがこれからも楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）