いぬをお迎えした飼い主さんにとって、“散歩デビュー”は記念すべきイベントですよね。X（ツイッター）では、“犬生”初の散歩へ出かけた子いぬに大きな注目が集まりました。リードを引かれて歩く姿に、10万人がキュン。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

子いぬの“散歩デビュー”を祝福する声続出

「初めてのお散歩　家では毎日成長する姿に『もうデカいぬだな』と言っていたけど、外に出てみたら想像より小さすぎた」

　そんなコメントが添えられた写真には、外を歩く子いぬが写っています。広々とした道幅に対して、豆粒のように小さな子いぬ。勇気を振り絞って一歩を踏み出した姿に、心を揺さぶられます。

　この写真がXで公開されると、10万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「本当にちっちゃくてかわいいです」「初散歩おめでとうございます　偉いー！　ちゃんと歩いているー！」「ひょえ　かわいすぎてぬいぐるみかと」「ぬいぐるみ？」など、歓喜の声が寄せられています。

数日かけて散歩の訓練　戸惑いながらも外の世界を満喫

　注目を集めたのは、ペキニーズの男の子「ぬん坊」くん。“ぬん”としたかわいらしい表情と、飼い主さんがひらがな2文字と漢字1文字にしたいと考えたことから名づけられました。人懐っこく甘えん坊で、マイペースな性格です。

　ぬん坊くんが“散歩デビュー”したのは、生後3か月頃。数日前から、おうちの中でハーネスをつける練習を始めました。外へ出ると、初めは戸惑っている様子でしたが、だんだんと慣れていき、地面や落ち葉、小石などの匂いを嗅いだり、口を近づけたりしていたそう。少し先を歩く飼い主さんを追いかけながら、元気に歩いてくれたといいます。

「15分ほどの散歩でしたが、楽しんでくれていたように感じます」

　一生懸命歩くぬん坊くんを見て、飼い主さんはその小ささに驚いたそう。おうちにいるときとは、体の大きさがまったく違って見えたといいます。

「飼い主ふたりで散歩に行ったのですが、私が10メートルほど前方から写真を撮ろうとしたとき『あれ？　なんか小さくないか』と気がつきました（笑）」

“散歩デビュー”は無事に終えられましたが、飼い主さんは当初、「歩いてくれるかな？」と心配していました。

「ペキニーズはそれほど散歩をしない犬種という話を聞いたことがあり、初めての散歩でもあったので不安もありました。でも、シッポをぶんぶんと振って、外の世界を精一杯感じながら楽しんでくれたのでホッとし、とてもうれしかったです。これから少しずつ、散歩の範囲を広げたり、いろいろな楽しい場所に連れていってあげたりしたいと思います」

　散歩の楽しさを味わったぬん坊くん。これからもいろいろなものを見たり、触れたりしながら、飼い主さんとの散歩タイムを満喫してほしいですね。

○取材協力：ぬん坊（@numbo_pekingese）さん

（Hint-Pot編集部）