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「見た目は似ているけれど、味が全然違う」 イタリア人が虜になった日本の人気グルメとは
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似ているものを食べたことがあっても、違う国で初めて見る食べ物に挑戦するのは勇気がいるもの。しかし、イタリアから初めて日本へやってきた夫婦は、初訪日で出合った、母国の郷土料理に似たグルメに感激したといいます。いったい何を食べたのでしょうか。
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娘に会うため日本へ 人口密度の高さに驚き!
イタリアから初めて日本へやってきた、ドメニコさんとニコレッタさん。2週間の滞在で、東京や京都、奈良へ足を運ぶ予定だそうです。今回初めて日本に来たのには、大きな理由がありました。
「日本に住んで5年になる娘に会うために日本に来ました。娘は幼い頃にポケモンが好きになったのをきっかけに日本のアニメに興味を持って、今は日本でアニメーターとして活動しています。彼女はとても強い女性よ」
夢を叶えた娘を誇りに思うという、ニコレッタさん。娘さんと日本について話してきたなか、実際に日本に来て驚いたことがあったそうです。
「ヨーロッパの小さな街で暮らす私たちにとって、日本は別世界。どこへ行っても街がとても美しい。でも、想像していたよりも人が多くてびっくりしたわ」
ドメニコさんとニコレッタさんの住むイタリアは、国土の面積は日本とほぼ変わらない一方で、人口は日本のおよそ半分。イタリアはヨーロッパの中で人口が多いといわれていますが、ふたりは日本の人口密度の高さにとても驚いたようです。
イタリアのパスタ料理に似た日本のグルメがお気に入り
ふたりの旅はまだ始まったばかりですが、すでに日本のおいしいグルメに出合ったそう。イタリアにも似たような料理があるものの、食べてみたらまったく違う味がしたといいます。
「とくにおいしかったのは餃子です! ラーメンもおいしかったけれど、餃子のほうが好き。イタリアにも、餃子に近い食べ物で、ラビオリという料理があります。見た目は似ているけど、味が全然違う。日本にも同じようなものがあるんだなと思って、おもしろかったです」
ラビオリは、イタリアの伝統的な料理のひとつ。肉や野菜、チーズなどを平たいパスタ生地で包み、ゆでたあとにトマトやクリーム系などのソースをかけて食べるのが一般的です。形は地域によってさまざまですが、小麦粉などで作った生地にあんを詰めた料理ということもあり、餃子と似ているともいわれています。
しかし、ラビオリと餃子は似て非なるもの。ニンニクやショウガが効いた日本の餃子の味に、ふたりはすっかり虜になったようです。これから行く先々でも、日本のおいしいグルメをたくさん楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)