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キウイを怖がる超“困り顔”の元保護ねこ クネクネもじもじ動く姿に海外からも反響が 「人間とそっくりの表情」
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野良ねこから生まれ保護 里親募集で出逢った「アズメ」ちゃん
愛猫に向けた手作り食への注目が高まってから、ねこの害にならない種類の野菜や果物、穀物などを、食事やおやつで与えているという人もいると思います。人間の食べ物に興味津々なのに、いざ差し出されたら“超困り顔”で怖がってしまうねこちゃんが話題に。海外メディアでも紹介されています。飼い主のしろやぎ(@shil0yagi)さんに話を聞きました。
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今年1歳になるサビトラ柄の女の子「アズメ」ちゃん。キュートなお名前は、保護した場所の近くにある神社に祀られている「アメノウズメ」という芸能の神様にちなんだのだそう。「何でも『アメノウズメ』様は、裸踊りで他の神様たちを大笑いさせたという神話があるらしいです」と飼い主さん。そのためか性格はとにかく好奇心旺盛で、何にでも興味津々なのだそう。
また、きょうだいで一番の食いしん坊。飼い主さんが台所で調理をしていると、横に来て匂いを嗅ぐのですが、野菜を顔の前に差し出すと嫌がって去っていくそう。どうやらアズメちゃんは、酸味のある物や野菜など、あまり好きではないようです。しかし、その割にはやはり興味があるようで、とりあえず匂いを嗅いで後ろにこてんっと倒れることがよくあるのだとか。
話題となった動画では、食後のデザートにキウイを食べていたところ近付いてきたため、初めて差し出してみたそう。眉をしかめているような、目が八の字に垂れてしまっているような“困り顔”でくねくねと動き回るアズメちゃん。実はキウイはねこが大好きな「マタタビ」と同じマタタビ科マタタビ属。ところがアズメちゃんは何度もちょっと匂いを嗅いでは手を出そうとしたり、身体をよじったりを繰り替えしますが、最後にはこてんっと尻もちをついてしまうのでした。
アズメちゃんの特徴的な困り顔。これは里子として引き取った当時からあった黒目の障害が原因。日常生活に特に支障はないのですが、明るいところで瞳孔が細くなるねこらしい目にはならず、いつも黒目がちなのだそう。また、柄も相まって本当に困っているように見えてしまうようです。
アズメちゃんがしろやぎさんの家にお迎えされたのは、1年先輩の先住ねこ「福」くんのためにももう1匹飼おうか悩んでいた時、近所で子ねこの里親募集の張り紙を見つけたことがきっかけでした。早速、問い合わせてみると、親子の野良ねこが住み着いてしまった家から保護依頼があり、ねこの保護活動をしている人の元へ引き取られたことを知りました。2匹の子ねこは他の人の元へ。そしてアズメちゃんはしろやぎさん宅へと引き取られました。お母さんねこは避妊手術をした後、しばらく保護されたおうちにいましたが、隙をついて外に逃げ出してしまったそう。現在も幸せに暮らしていることを願うばかりです。
こうしてお迎えされたアズメちゃんでしたが、当初は先住の福くんの戸惑いが大きく、飼い主さんは2匹が仲良くなれるかとても心配だったそうです。しかし、1週間も経つと徐々に打ち解け今では追いかけっこしたり、じゃれたり、一緒に寝たりと大の仲良しです。
超“困り顔”のアズメちゃんのリアクションに対し、「こういう時の猫って人間とそっくりの表情しますね」「手を出しかねる、が、身体もぐにゃぐにゃになるw」「とても癒されました~」などたくさんのコメントが寄せられています。
(Hint-Pot編集部)