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NICUの我が子と面会初日、タクシー運転手の心配りに母親「本当に泣きそうに」 ネットも称賛
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新生児集中治療室(NICU)に入院中の我が子に初めて面会に行こうとタクシーに乗ったところ、運転手の言葉に救われたという投稿が大きな反響を呼んでいます。「100点の会話」とネットも称賛。投稿した30代女性に詳しい話を聞きました。
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緊急帝王切開で出産 NICUに入院1か月を予定
「面会初日に乗ったタクシーの運転手さん、気さくに話をしてくださる方で、初めて赤ちゃんを見に行くんですと言ったら、『僕ね、800gで生まれたんですよ。もうおじいさんですけど、こんなに元気です。大丈夫ですよ。絶対に大きくなってくれると信じてます。』って言ってくれて、嬉しかった」
重症妊娠悪阻(つわり)で産むまで寝たきりだったという女性。緊急帝王切開で生まれた子どもは、1700グラム台の低出生体重児で、NICUに1か月入院の予定だと言います。
タクシーに乗ったのは、産院に入院中の女性が外出という形で、別の病院に入院中の子どもに初めて会いに行くというタイミングでした。
「タクシーは自分で呼び、入院中の産院に来てくださいました。目的地が病院だったので、『病院から病院への移動ですか。何かあったんですか?』というご質問からポストした会話の流れになりました」
女性の状況を知り、自らの体験を交えて激励したドライバーの心配りに、ネットユーザーからは「良い運転手さんだわ」「100点の会話」「本当の苦労人って、他人にも優しいんだよね」など称賛の声が続出。
さらに「私も産まれた時1700g台の低出生体重児でした」「うちの子も29週で1700gでした」「26w5d 853gで産まれましたが、ホンマにか!? ってぐらいスクスク育ってるので大丈夫ですよー!」「俺も660gで生まれたけど超元気です」など、女性を勇気づける応援も寄せられました。
タクシー運転手の誠実な人柄に「本当に泣きそうに」
女性は、ドライバーの人柄について、こう付け加えます。
「運転手さんは新人さんだったようで、最後に『初めて赤ちゃんに会いにいく大事なセレモニーの日に、新人としての役目を果たせて光栄です。お大事になさってください。』と言ってくれて本当に泣きそうになりました」
投稿は拡散され、8.1万件の“いいね”がつく反響に。
「とても温かいコメントばかりで、幸せな気持ちになりました。低出生体重児を出産してしまい、心配が尽きない中、『自分も低出生体重児だった』、『私も低出生体重児を産んだけどちゃんと大きく育ってくれた』など、安心できるコメントばかりで、自分の子どももきっと大丈夫と思えるようになりました」と感激の様子で結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)