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「食べるのに勇気がいる…」 50か国以上旅したポーランド人が驚いた日本の意外な食品とは
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同じ食品でも、国が変わると大きく異なることがあります。作られる品種、土壌や環境によるサイズの違いなどで、旅先のスーパーマーケットや市場を訪れると、別の食材としか思えず驚くことも。それは日本を訪れた外国人も、同じようです。ポーランドから初めて日本にやってきたパベルさんも、そのひとり。いったい、何に驚いたのでしょうか。
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日本で生産されている品種は主に12種類
ポーランド人のパトリックさんとパベルさん。これまでに50か国以上を旅してきたふたりですが、日本に来たのは初めて。そんなふたりは、1週間の滞在で大阪、奈良、京都をめぐり、東京にやってきました。このあとは、河口湖を訪れるといいます。
そうしたなか、パベルさんが「食べることに勇気がいる」と感じているものがあるそう。その正体は意外なことに、多くの国で食べられているリンゴです。「日本のリンゴはなんであんなに大きいの? びっくりなんだけど」と驚きを隠せません。
実は、パベルさんの出身国ポーランドは、世界有数のリンゴの生産国。パベルさんいわく、国土面積は日本の約0.8倍と小さいにもかかわらず、生産量は日本よりも多く、世界第4位なのだとか。
そんなリンゴの国からやってきたパベルさんですが、「ポーランドには品種もたくさんあるんだけど、あんなに大きなリンゴはないんだ……」といいます。
世界に1万5000以上の品種が存在するといわれるリンゴ。国によって生産されている品種が異なり、色や大きさ、味わいなど、その特徴もさまざまです。
ちなみに、JA全農によると、日本で生産されているリンゴの主な品種は12種類。ほとんどが1個300グラム前後のサイズです。なかでも400グラムを超えるのが「世界一」と、日本では比較的ポピュラーな「陸奥(むつ)」。パベルさんは日本で、こうした大きめのリンゴを目にしたのかもしれません。
「今はまだ勇気が出ないんだけど、ポーランドに帰るまでにはチャレンジしたいと思っているよ」と話したパベルさん。大きくてジューシーな日本のおいしいリンゴ、ぜひ味わってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)