不審者が家に入ってきたとき、ねこの反応は性格によって違いが出ます。警戒心が強い場合は、隠れてしまうことが多いでしょう。そうしたなか、勇ましく入ってくる人を待ちかまえたものの、すぐに間違いに気づいたねこがX（ツイッター）で話題になっています。当時の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「“やんのかステップ”からのスリスリ…」

「なんだお前か、みたいな動画」

　そんなコメントを添えて投稿された動画には、侵入者を警戒するねこが映っています。ドアを開けると“やんのかステップ”で、迎え撃つ気満々な体勢です。しかし、入ってきたのが飼い主さんだと気づいたのか、すぐに警戒を解きました。近寄りながら穏やかに鳴く声は、すっかり安心しているようです。

　この動画がXで公開されると、4000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「“やんのかステップ”からのスリスリ……なんやあパパか」「びっくりしたのかな」「警戒からの安心したニャン」「不審者かと思ったらパパさん」「『やん……やらない』w　かわいい」など、さまざまな声が寄せられています。

いつもと様子が違う　撮影しながらドアを開けたら…

　話題を集めたのは、4月末に2歳になる、スコティッシュフォールドの男の子「たろう」くんです。先天性股関節脱臼という病のため、後ろ足にハンデを抱えていますが、飼い主さんに見守られ元気に成長しています。

　たろうくんは普段、飼い主さんが帰宅すると、ドアのすぐ近くで待っていてくれるのだとか。しかし、この日はドアの近くに気配がありませんでした。いつもと様子が違うと感じた飼い主さんは、撮影しながら部屋へ入ることに。

　そっとドアを開けると、たろうくんは驚いた表情で体を大きくし、“やんのかステップ”の体勢に。ただ、すぐ間違いに気づきました。飼い主さんは、このときのたろうくんの気持ちを「侵入者？　いや、お前かい……みたいな」と想像。その後は安心して、いつも通り甘えてきたそうですよ。

「音に敏感な子なので、もしかしたら私が帰ってくる前に、インターホンが鳴るなどがあったのかもしれません」

　警戒心が強い印象のたろうくんですが、飼い主さんの友人が遊びに来ても、普段と変わらず甘えん坊な様子を見せてくれるそう。

　そんなかわいらしいたろうくんの日常を、飼い主さんはXで多くの人に見てもらいたいと話します。これからもハンデに負けず、すくすくと成長するたろうくんの姿を楽しみにしたいですね。

○取材協力：たろう（@taro20216）さん

（Hint-Pot編集部）