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人だかりの向こうに見えたものに感動 日本を観光中のオランダ人 京都をサイクリング中、見つけたものとは
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人だかりができていると、ついその先にあるものが気になって覗き込んでしまう人は少なくないでしょう。とくに一期一会の海外旅行中であれば、どんな素敵なことがあるのか、期待に胸が膨らみますよね。東アジアをめぐって日本にやってきたオランダ人男性ふたりも、京都をサイクリング中に人がたくさん集まっているスポットを見つけたそうです。ふたりが見たものとはなんだったのでしょうか。
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「たぶん10社以上の神社仏閣をめぐったんだけど」
東アジアを旅行中のオランダ人、オスカーさんとルイさん。ふたりは別々に東アジア各国を回り、日本で合流しました。
すでに東京と京都をめぐったというふたり。日本の印象を聞いてみると、観光客が「日本は少ないと思う」とルイさん。「オランダもだけど、ヨーロッパはそこら中が観光客だらけ。日本よりタイのほうが、欧米からの観光客が多かったかな」といいます。オスカーさんも「そうだね。京都は外国人観光客が多いけど、それは有名な寺社だけって感じがする。東京だとそんなに多いとは感じなかったよ」と同意しました。
京都では3泊し、そのうちの1日はレンタサイクルで市内をめぐったそう。すると、鴨川付近で不思議な人だかりを発見しました。
「鴨川のあたりで、みんなが立ち止まって写真を撮っているから『なんだろう?』と思って見てみたら、桜が咲いていたんだ」
ふたりが京都にいたのは、関西地方で開花宣言がまだされていない時期でした。そのため、早咲きの桜にたくさんの人が集まっていたようです。
三条大橋から七条大橋までの間の鴨川の左岸(東岸)は、「花の回廊」と呼ばれる美しい散策路が続いています。春先には、しだれ桜やソメイヨシノなどが咲き乱れ、多くの観光客を魅了。そのほかにも、鴨川沿いは桜のスポットが点在しています。
平年より開花が遅れたため、桜でいっぱいになった京都を見ることはできませんでしたが、ふたりはしっかりと京都を満喫。この日は金閣寺など、10か所以上の神社仏閣を訪れたそうですが、サイクリングで一気に回ったせいで「どれがどれかわからないかもしれない……(笑)」とオスカーさんは言います。そして、ルイさんも「40キロくらい漕いだから、さすがに疲れたね(苦笑)」と感想を話しました。
京都のあとは、大阪から広島、福岡を旅する予定のふたり。旅先で満開の桜が出迎えてくれることを期待していました。
(Hint-Pot編集部)