カルチャー
「おもしろいことが書いてある」 訪日アメリカ人が大興奮 100円ショップで購入したアイテムとは
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海外へ行くと、文化や言葉などの違いから、意外なものにおもしろさを感じることがたくさんあります。日本を訪れる外国人観光客も同じように、新鮮さを覚えるものと出合っているようです。アメリカからやってきた旅行者は、100円ショップで見つけたものが気に入り、自分用のお土産にすると決めていました。いったい、どんなものに魅了されたのでしょうか。
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「すごすぎる…」 自国では見たことない光景に驚き
学生時代の親友たちと日本旅行を楽しんでいるジョンさんとダンカンさん。アメリカ・ミネソタ州からやってきました。1週間の滞在予定で、ジョンさんは初訪日、ダンカンさんは日本へ来るのは3度目だといいます。
ジョンさんに日本について聞くと、「昨日ゲームセンターに行ったんだけど、太鼓のゲームやリズムゲームがたくさんあって、それをプレイしていた人たちが、めちゃくちゃすごかったんだよ!」と大興奮。ゲームセンターで見た日本人が、目にも止まらぬ速さと正確さで、リズムゲームをプレイしていたといいます。
「あの人たちはプロフェッショナルなのかな? すごすぎる……。どれだけプレイしたら、あんなふうになれるんだ!? アメリカでは見たことない状況だったね」と、驚きを隠せない様子です。
アメリカにもゲームセンターはありますが、日本のように、ゲーム機で埋め尽くされたフロアでひたすらゲームに集中できるという環境とは異なる点も。食事ができたり、お酒を楽しめたりするほか、スポーツバーのようにモニターでスポーツ観戦ができるなど、複合的なアミューズメント施設の要素が強いようです。
そうした、ゆったりとゲームを楽しむプレーヤーを見てきたジョンさんにとって、日本人プレーヤーはプロに見えるほど、強烈なインパクトがあったようです。
ありふれたものを「アメリカにはない」と購入
一方、訪日リピーターのダンカンさんは、100円ショップで「アメリカにはない」ものを発見したそうです。
「今日はとても暑かったから、水筒を買ったんだ」と取り出したのは、黒いフタが付いた透明のプラスチックボトル。側面には黒い文字で大小1行ずつ英文が書かれていますが、シンプルかつありふれたデザインで、とくに珍しい点はありません。マイボトルを持ち歩くのはアメリカでも一般的で、同じようなものも売られているはず。
気に入ったポイントを聞くと、ダンカンさんは茶目っ気たっぷりに、「おもしろいことが書いてあるからだよ!」と教えてくれました。ダンカンさんが目をつけたのは、ボトルにプリントされていた2行の英文です。
そこには大きめのフォントで「Ler’s enjoy sports」、その下には小さく「It’s the most wonderful time.」と綴られています。日本語にすると、「スポーツを楽しみましょう」「それはもっとも素晴らしい時間です」で、特別なメッセージでもなさそうです。
しかし、ダンカンさんは「意味は通じるんだけど、アメリカ人からするとこの文章はユニークなんだ」と笑います。もしかしたら、漢字がプリントされたTシャツやキャップを着用している外国人を見て、日本人が違和感を覚えるのと同じ感覚なのかもしれませんね。
日本で見つけたアイテムをすっかり気に入った様子のダンカンさん。「この文章が書かれた水筒は、アメリカにはないからね!」と、自分のお土産として持ち帰ることを決めました。
ゲームセンターで日本人のテクニックに驚いたジョンさんと、100円ショップの水筒に魅力を感じたダンカンさん。残りの旅も、アメリカとの小さなギャップを感じながら楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)