カルチャー
「快適とはいえませんが…」 日本の文化に大興奮 外国人留学生が体験したこととは
公開日: / 更新日:
外国人にとって日本の神社仏閣や伝統的な建築物、またユニークな歴史や文化などは興味深いもの。最近は、日本の伝統文化を実際に体験したいという外国人観光客も多いといいます。日本生活5年目を迎えたインドネシア人男性は、ある日本文化を昨年初めて体験して興奮したそう。いったい、どのような体験だったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
山口市の観光アンバサダーを務めるオキさん 着物体験を堪能
山口県山口市の観光アンバサダーのひとりとして活躍している、インドネシア人のオキさん。妻のシェリさんと娘のシビルさんを連れて、2019年に来日しました。今年で日本在住歴は5年になります。
留学生として、普段は山口大学で勉学に勤しむオキさんは、車の運転や旅行が大好き。時間を見つけては各地に出かけ、日本に来てからすでに20都道府県をめぐったそう。行く先々で現地のグルメを楽しんでいるといいますが、「一番好きなのは、日本のカレー! 大好きです!」と日本の“国民食”にぞっこんです。
そんな日本大好きのオキさんが、自分自身を「日本人」だと思った瞬間があったそう。
それは、山口市観光協会のアンバサダーとしてトレーニングした際に、着物体験をしたことでした。「着物を身に着けると、『日本人だ!』と思いましたね。慣れていないので、ずっと着ているのは正直快適とはいえませんでしたが、特別な行事があるときに着用するのはとても良いと思います」と振り返ります。
浅草や鎌倉、京都、奈良など、人気の観光地ではレンタル着物店も多く、外国人観光客が色とりどりの和装に身を包み、観光している姿もよく見られる光景です。
「夏祭りだったり、京都に行ったりしたら、また着物を着たいですね」
トレーニング時には、妻のシェリさんも着物に身を包んだそう。今度は娘さんも一緒に、家族そろって着物を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)