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シジミの砂抜き 失敗する人がやりがちな5つのこと 正しい方法を栄養士が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

失敗しない! シジミの正しい砂抜き方法

 旨味たっぷりのシジミをおいしく食べるために、シジミの砂抜き方法を紹介します。

【用意するもの】
ザルが入るボウル
ボウルに収まるサイズのザル
食塩水(塩分濃度は0.3%)
アルミホイル

【手順】
1. ザルの上にシジミが重ならないように並べる
2. ボウルに塩と水を加え、塩分濃度0.3%の食塩水を作る
3. 1のザルを2のボウルに重ねて置く。食塩水はひたひたの量になるように調整
4. 上からアルミホイルでフタをして暗くする
5. 常温で4時間ほどおく

 砂抜きが終わったあと、水からあげたシジミをさらに3時間ほど寝かせておくと、より旨味がアップするといわれています。

 時短として、食塩水を50度のぬるま湯に変えて5分ほど浸す方法も。湯の熱さでシジミがショックを受け、素早く汚れや砂を吐き出すと考えられています。この方法は、どうしても時間がない場合は良いですが、旨味も抜けやすいです。シジミのおいしさを味わいたい場合は、丁寧に正しく砂抜きする方法をおすすめします。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾