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職場で意見が上手に言えない 内弁慶を自称する女性 最高の印象を与える魔法の言葉とは
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教えてくれた人:宮之原 明子
意見を述べるときは「相手を否定しない!」が鉄則
「相手の意見に合わせることができるのは、実はとても素晴らしいスキルだと思います」と、茜さんの悩みを肯定的に受け止めた宮之原さん。しかし、相手に毎回合わせてばかりでは、自主性のない人、考えていない人と思われてしまうため、必要に応じて意見を述べる練習をしたほうがいいとアドバイスします。
自分の意見をなかなか言い出せない原因は、「嫌われたらどうしよう」「否定されたら嫌だ」「揉めたくない」など、さまざまな理由があるでしょう。ただ、たとえ反対意見や間違った意見だったとしても、言い方ひとつで印象が大きく変わるといいます。
「意見を述べる際に大切なポイントは、たとえほかの人と違う意見であっても『相手を否定しない!』ということです」
相手の意見に耳を傾けていると感じさせる、魔法の言葉があります。それは「なるほどですね!」「勉強になります!」など、共感の言葉。
「相手の意見にしっかりと共感して聞いたうえで、自分の意見を伝えるようにしましょう。その際に、『私の意見を述べさせていただいてもよろしいでしょうか?』とひと言添えると、相手もしっかりと聞く体制ができます。自分の意見だけを押しつけてしまうと、自己主張の強い人と思われかねません」
自分の意見を相手に伝えたいときこそ、必ず先に相手の意見に耳を傾ける習慣が大切です。
「そうすればきっと、人の意見をしっかり聞いてくれて、さらに自分の意見もしっかり述べられる人! という、最高の印象を与えることができます」
(Hint-Pot編集部)
宮之原 明子(みやのはら・あきこ)
1974年9月25日生まれ、鹿児島県出身。人材サポート会社の株式会社清友、ほか2社代表取締役。一般社団法人 グッジョブかごしま理事。魅力学・コミュニケーション講師。著書に、接客・販売指導など1万人を超えるスタッフへの指導実績をもとに著わした「好かれるリーダーに変わる50の技術 人手不足を解消するチームのつくり方―」(セルバ出版刊)がある。2018年障がい者の就労支援事業として、一般社団法人グッジョブかごしまを立ち上げるなど、障がい者福祉事業へも積極的に取り組んでいる。