カルチャー
イタリア人「レンタルしようと思っていたんだけど」 日本を観光中に思わず買ってしまったものとは
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インバウンドが回復し、世界中から外国人観光客が押し寄せています。独特な文化が多い日本を尊重し、楽しんでもらえることはとてもうれしいですよね。イタリアからやってきた男性2人組は、日本人の良さを発見したり、日本ならではの衣装を体験してみたりしながら、文化への理解を深めています。気に入って、思わず購入してしまったものもあるようです。
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日本人の礼儀正しさに驚いたマテウさん
浅草からスカイツリーにかけて散策していた、イタリア人のバルテルさんとマテウさん。バルテルさんは、日本へ来るのは今回が初めてだそう。一方、マテウさんは6年ぶりの訪日です。
今回が2度目の訪日というマテウさんは、日本人とイタリア人では、コミュニケーションの取り方がまったく違うことに気がついたといいます。
「イタリアと日本では、笑顔の見せ方や距離の取り方、人へのアプローチの仕方、食事の仕方など、何から何まで違います。でも、私はどちらも素晴らしいと思います」
とくに、日本人の礼儀正しさには驚いたというマテウさん。
「僕たちイタリア人は、たくさんスキンシップをしたり、話しかけたりします。でも、日本人はそうではない。最初は冷たいのかなって思ったけど、一度話してみると温かいと感じました」
「伝統的なものに触れられてうれしい」
日本の文化に敬意を持ち、尊重しながら楽しんでいるふたり。この日は浅草で、素敵な買い物をしたそうです。
それは、日本の伝統衣装である浴衣。バルテルさんは、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をイメージしたような力強い波柄を着用していました。
「レンタルしようと思っていたんだけど、着たらとても気に入って、買っちゃいました。こうした伝統的なものに触れられてうれしいです」
そうお茶目に語るバルテルさん。帰国後は、カーニバルで着るなど活用していきたいと語ります。
マテウさんは、草花の柄がさりげなく入った、品の良い黒地の一着。生成色の帯をキリッと締めて、とても様になっていますが、履き慣れない下駄には慎重になっていました。
「下駄だから坂道を下ったり、体重を前にかけたりするのがちょっと怖いんだ。でも、痛くはないし、歩くのに問題ありません。時間はかかるけど、今日はこのままの格好で電車を乗り継いで、お台場まで行こうと思っています」
浴衣をバッチリ着こなしていたふたり。日本の文化を心ゆくまで体験していってくださいね。
(Hint-Pot編集部)