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サウジアラビア人「ぜひ導入してほしい」と懇願 心奪われた日本の革新的な設備とは
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日本人にとっては使い慣れたものでも、外国人観光客は感動を覚えることがあるようです。サウジアラビアから初めての日本旅行を楽しんだカップルも、ある体験に興奮を隠せませんでした。自国にも導入してほしいと訴えたものとはなんだったのでしょうか。
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3都市を訪問 京都では着物体験も
初めて訪日したというサウジアラビア人のアジズさんとアミルさん。10日間で東京、京都、大阪などの都市をめぐっているそうです。
「文化や歴史を次世代にしっかり受け継いでいて、それを大事にしていると感じました。着物を着ている方を都市部でも見かけるし、礼儀もちゃんと日本の中に残っている」とアジズさんは言います。
一方、アミルさんも「何もかもがアメージング! 文化も景色も何もかもが別世界で美しい。素敵な経験をしています」と目を輝かせました。京都では、着物を着る経験もしたのだそう。初めての日本を満喫しています。
「リラックスまでできる場所」とトイレを絶賛
そんなふたりに、日本の印象を聞いてみました。
「日本はどこに行ってもすごく人が多いのに、混み合っている場所でもちゃんと機能している。自然と列になって進んでいるし、人が渋滞したり、怒鳴ったり大声を出したりする人もいない」
驚きを隠せない様子で、そう語るアジズさん。多くの訪日外国人観光客が驚くことのひとつが、日本の秩序の高さです。東京には約1400万人が暮らしており、5つの鉄道会社が乗り入れるターミナル駅・新宿は、一日に360万人以上が利用しています。都内では、電車のホームやATM、コンビニエンスストアのレジなど、あらゆる場所で待機列を目の当たりにすることも少なくありません。
さらにふたりが感動を覚えたのは、日本のトイレだそう。アミルさんは、あまりに快適で高機能なことを興奮ぎみに語ります。
「日本のトイレは本当にファンタスティック! きれいで、ウォッシュレットがあって、音楽もかかっていて、リラックスまでできる場所なの」
公衆トイレなど多くの人が利用するトイレでも、暖房つき便座やシャワー機能、自動洗浄、トイレ用擬音装置など、さまざまな機能が備わっていることは珍しくありません。日本のトイレは、万人が快適に利用できるように多くの工夫が施されています。
「サウジアラビアにもぜひ導入してほしい」と思わず訴えたアジズさん。日本人にとっては当たり前に感じる機能かもしれませんが、日本に来た外国人観光客にとっては革新的に感じられるのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)