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「日本には子どもの自立を育む環境がある」 オーストラリア人ママが感激した日本の制度とは
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日本と海外では、子育ての環境が大きく違います。日本で子育てをする外国人ママたちは、どんなことを感じているのでしょうか。日本で指導するラグビーコーチを夫に持つ、オーストラリア人のアリシアさんは日本に住んで11年。4人の男児を日本で育てています。そんなアリシアさんに、日本で子育てをしていて気づいたことを伺いました。
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日本に住んで11年 長男は日本語ネイティブに
私たち家族は、日本にトータルで11年間住んでいます。2010年、当時はラグビー選手だった夫が日本でプレーするために帯同し、10年ほどを過ごしました。
その後、3年間オーストラリアに戻りましたが、今度は夫がラグビーコーチとして働くため、約1年前に再び日本へ。今は、リコーブラックラムズ東京のヘッドコーチを務めています。
私たちの子どもは、11歳、9歳、7歳、3歳と男の子ばかりの4人です。上の3人は日本の小学校に通っていて、小学6年生の長男はひらがなや漢字など読み書きができる日本語ネイティブです。
日本の子どもたちは自立している 自分のことは自分で
子育てをしていて感じるのは、日本には子どもたちの自立を育む環境があるということ。
オーストラリアではトイレや通学、すべての場面において親の付き添いが必須です。小学校高学年くらいになると子どもだけでできることが増えますが、そのほとんどを日本では小さな頃から自分たちで行っています。
家の目の前の公園くらいであれば、オーストラリアでも子どもたちだけで遊ばせることができるかもしれません……。でも日本のように、子どもたちだけで自転車に乗って少し遠くの公園に行ったり、バスや電車に乗って出かけたりといったことはさせられないのです。
オーストラリアにはない給食 日本の無償制度もうれしい
子を持つ母親としてうれしいのは、日本の給食制度です。オーストラリアでは、一般的に給食がありません。ランチを持たせるか、学校で買える場所があるのでそこで買うかのどちらか。買うとしても、決して安くありません。ある程度お腹いっぱいになるには、1人あたり1200円くらいはかかってしまいます。うちのように小学生の男の子3人だと、1日で4000円近くになります。
それが、今住んでいる東京都世田谷区では給食が無料なんです。子どもたちも給食は大好き! とくにごはんが大好きなので、家でもよく親子丼、豚汁、肉じゃがなどの日本食を作りますよ。
オーストラリアと日本、どちらがいいというのではなくて、ただ大きな違いがあるだけ。この日本という異なる文化、ライフスタイルを実際に経験できる素晴らしい機会に感謝して、今を楽しんでいます。
(Hint-Pot編集部)