カルチャー
「アメリカだったら3倍の値段」秋葉原を訪れたアメリカ人カップル 物価の安さを感じた決定的瞬間とは
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日本が誇る文化として挙げられるアニメやゲームなどのサブカルチャー。その“聖地”として、世界でも知られているのが東京・千代田区の「秋葉原」です。インバウンドも回復し、この地を訪れる外国人も徐々に客足が増加してきた現在。日本に来ることを楽しみにしていたというアメリカ人カップルに話を聞きました。
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秋葉原で「ダンレボ」に興じる
取材に答えてくれたのは日本が好きだというテイラーさんとエーンさん。母国のテレビ局でカメラマンをしているテイラーさんは、2021年に開催された東京オリンピックに取材で訪れて以来、2度目の来日なんだそう。「当時、(新型コロナウイルスの流行によって)隔離されていて、観光名所やアトラクションを見ることができなかったんだ。だから今回こうやって人に会って、日本を見て、体験できるのはいいことだね」とうれしそうな表情を浮かべました。
秋葉原に来た目的は? と尋ねると、「漫画を探したり、GiGO(ゲームセンター)に行って何回かコインゲームをしたりしたよ。『DanceDanceRevolution』もしたね」と笑顔。ダンスも上手なようです。
これまでに渋谷、新宿など東京を代表する歓楽街を訪れたという2人。秋葉原でとある買い物をしたそうですが、その時に驚いたのは日本の物価だといいます。
「ゲームキューブ(2001年に発売された任天堂の家庭用ゲーム機)のコントローラーを2個買ったんだけど25米ドル(約3700円)だったの。アメリカだったら3倍の値段はするかもしれないわね。昨日、外食した時もリーズナブルだったと思うわ」
物価の安さとともに日本での体験を満喫していました。
日本の交通事情に驚き
エーンさんは、日本についてアメリカとの違いが大きく印象に残ったようです。「アメリカではゴミ箱があちこちにあって、それでもそこら中にゴミが落ちている。だけど、日本ではゴミは自分で持って帰って、ホテルの部屋に戻ってから捨てるのよ。アメリカとは全く違うわ。とてもクールで清潔ね」。母国と異なる事情に目を丸くしていました。
テイラーさんが衝撃を受けたのは公共交通機関。「前回も今回も日本は交通の便が良く、公共サービスも効率的でとても便利だね。アメリカの大都市に行くと、必ずしも使いやすいとは限らないから」と母国と比較して語りました。
日本の文化や人に実際に触れ、笑顔を見せた2人。取材後もワクワクした様子で、次の目的地へと向かっていきました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)