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「100年に1度咲く」という幻の花がわずか数年で開花 激レア報告に14万“いいね” 「見られて感激」
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「100年に1度咲く」という言い伝えがある、とても珍しい植物が花を咲かせたという報告がX(ツイッター)で話題になっています。その花とは、100年に一度だけ花を咲かせるという意味から「センチュリープラント(世紀の植物)」という別名を持つリュウゼツラン。投稿には14万件もの“いいね”が集まり、開花した光景に感動する人が続出しています。投稿者のぷりもう(@irohiza)さんに詳しいお話を伺いました。
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100年に1度しか咲かないリュウゼツラン わずか数年で開花の奇跡
「100年に1度しか咲かないというリュウゼツランが咲いた!」
そんなコメントが添えられた投稿の写真には、民家の屋根に達するほどの高さまで伸びた植物が写っています。茎の先には、段々に分かれた黄色い房状の花が咲いているのが見て取れます。
この写真は、投稿者のぷりもうさんが所有する古民家の敷地内で撮影されたもの。生命力に満ちた存在感のあるこの植物は、北米南部を原産とする多肉植物のリュウゼツランです。葉が肉厚でトゲを持っていることから、伝説上の生き物の龍になぞらえた竜舌蘭という名称があります。また、アガベとも呼ばれ、お酒のテキーラの原料としても有名な植物です。
開花までに、長いものでは100年もかかるといわれたことから「センチュリープラント」という別名を持つリュウゼツラン。実際には熱帯地域では10年から20年、日本の気候下では30年から50年に1度開花するといわれています。しかし、このリュウゼツランは、この土地に根づいてからわずか3年足らずで開花を迎えました。
そんなめったに見られない貴重な光景を収めた写真は、Xで14万件もの“いいね”を集めて反響を呼びました。リプライ(返信)には「きんさんぎんさんですら一生に1度しか拝めないお花なんですね……感慨深いですね」「次回はまた1世紀後か……」「100年に1度の花を見られた私はラッキーだ」「貴重なものを見せていただきありがとうございます」「珍しい!! すごいすごい!! 見られて感激しています」など、激レアな光景にたくさんの人から感動の声が寄せられました。
空き地を耕しただけの場所に植え、2年間で2.5メートルまで成長
3年前に解体した長屋の跡地を植物園のようにして、さまざまな草花を植えて育てているというぷりもうさん。話題になったリュウゼツランの苗は、2022年にその敷地内の一角に植えたそうです。リュウゼツランは痩せた荒地を好む性質があり、「空き地を耕しただけ」というぷりもうさんの敷地の土壌とは相性が良かったようで、当初30センチほどだった苗は2024年2月頃から茎が急激に伸び始めたといいます。
「葉が横に広がる形で徐々に成長していました。花は死ぬまでに1度見られたらいいくらいに思っていたので、数年で咲かないものと割り切って育てていました。茎は一気に伸びました。花が咲き始めてからは枯れる一方で成長していません」
現在の背丈は2.5メートル。花の香りは、高すぎてわからないそう。ぷりもうさんによると、花が咲き終わる頃には株は枯れて、その一生を終えてしまうとのことです。
しかし、その大株の根元には、新しく命のバトンを受け継いで芽吹くリュウゼツランの子株がすでにいくつも確認されています。空へ向かってたくましく咲く黄色の花を次にいつ見られるのか、楽しみですね。
貴重な植物の開花ですが、閑静な住宅街の個人宅の敷地内にあるので見学は控えるようにしてください。
(Hint-Pot編集部)