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ポーランド人が日本の世界遺産の美しさに感動 何度も再建されたことが「興味深い」建造物とは
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「興味深い」と感じた世界遺産の美しい景色
一方、バウリーンさんが日本で感動したのは、広島県で見た日本の伝統的な建造物と自然が融合した風景だったそう。
「世界文化遺産の宮島が美しかったです。海の上にある厳島神社の大鳥居はとくにきれいだと思いました。島全体が御神体だから、傷つけないよう海上に鳥居を建てた、しかも何度も再建されているというのはとても興味深いです」
1996年、日本では8番目の世界文化遺産として登録された厳島神社。本社本殿や弊殿、拝殿等17棟、大鳥居、五重塔、多宝塔三基からなる建造物群は、6棟が国宝、11棟・3基が重要文化財にも指定されています。
厳島神社は海上に立地していることから、自然災害による倒壊や被害も多く、バウリーンさんの言うように何度も再建されてきました。一方で、平安時代創建当初の面影を現在に伝え、古い形態の社殿群を知る上でも重要な建造物のひとつです。
ツアーではスケジュールの都合で、岸から眺めるだけだったそうですが「引き潮になると鳥居まで歩ける、というのもなんだかロマンチックですよね!」と話したバウリーンさん。いつかまた、ゆっくり厳島神社を訪問し、大鳥居を間近で見られるといいですね。
(Hint-Pot編集部)