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高速道路に迷い込んだ子猫 警察官が駆け付けるとトラック運転手が機転 奇跡の救出劇に感謝の声【米】
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飼い主のいない猫の死因として、殺処分数の10倍以上にもなるといわれるロードキル。道路上で、尊い命がたくさん奪われています。アメリカ・フロリダ州では高速道路に迷い込んだ子猫が発見され、警察官が現場へ急行。救出劇が大きな注目を集めています。
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トラック運転手の機転でスムーズに子猫を保護
多くの車で混雑するアメリカ国道441号線に、小さな子猫が迷い込み交通の妨げに。しかし、機転を利かせたヒーローたちのおかげで、子猫は無事に保護され、通行もすぐに再開されたことが、アメリカで大きな話題になっています。
このニュースを知らせたのは、アメリカ・フロリダ州にあるアラチュア警察署。パトロール中だったスタンフィールド巡査は、トラック運転手から高速道路上に子猫がいると通報を受けると、すぐに現場に急行しました。
子猫は片側2車線の真ん中で怯えて動けなくなっており、トラック運転手はそのすぐ脇に停車。子猫がひかれないよう片側の車線をふさぎました。駆け付けた巡査は子猫を見つけると、すぐにパトカーを降りて子猫の元へ向かいます。
その途中、すぐ脇を車が高速で駆け抜けていきましたが、巡査はものともせず、子猫を慎重に抱き上げます。保護されたのを見て、トラックはゆっくりと前進。後ろから来ていた車も徐行して、巡査と子猫が通るのを待ってくれている様子が、巡査の身につけていたカメラの映像からわかります。
巡査はすぐに「441号線の真ん中で子猫を見つけました」と無線で報告しました。そして、緊急事態だったため、ケージなどがなく、巡査は片手で子猫を抱えたままパトカーで移動することに。子猫も暴れることなく、静かにしています。
公式フェイスブックの投稿には感謝の声が殺到
アラチュア警察署は、公式フェイスブックで動画を公開。投稿の最後には、隊員のひとりが引き取り、「愛情に満ちた永遠の家を見つけたことを共有できて感激しています」と綴りました。
コメント欄には、「とても素晴らしい! アラチュア警察署のスタンフィールド巡査とミ・アパ・ラテン・カフェ(トラック運転手が所属する会社)の皆さん、真のヒーローでいてくれてありがとう!」「この幸運にも生きている子猫に、愛に満ちた永遠の家を与えてくれた隊員に感謝します!」「本当にありがとう……この天使にお家が見つかって良かった…….高速道路の真ん中になぜいたのかを考えると腹が立つ……でもハッピーエンドだ」など、感謝の声があふれています。
日本でも、高速道路や一般道路上での猫の交通事故死が後を絶ちません。飼い主のいない猫を増やさないためにも、むやみな餌やりは控え、車を運転する際には十分に気を付けましょう。
(Hint-Pot編集部)