Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

どうぶつ

保護ねこカフェから引き取った正反対な2匹との暮らし ねこ飼い初心者の女性にもたらした変化とは

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

SNSがきっかけで知った里親募集 夫婦で見にいき出会う

 そんな2匹とやなこさんとの出会いは、ねこ好きさんのあいだでは有名なねこ、「くまお」くんのアカウントで紹介されていた、里親募集だったそう。

「そこで紹介されていた黒白ねこに一目惚れ。同じ県内の保護ねこカフェ『鎌倉ねこ見亭』に預けられていると知り、主人と一緒に会いに行きました」

 そして、その保護ねこカフェで、元気に遊びまわっていたちょびちゃんを見て、いつか欲しいと思っていたねことの暮らしを具体的に思い描くようになったそうです。

 一方、やなこさんのご主人が一目でメロメロになってしまったのが、ケージでひっそり過ごしていたもちくんでした。

 やなこさんご夫婦は、もちくんとちょびちゃんを保護した「NPO法人 湘南鎌倉ねこほっとさぽーと」の方や「鎌倉ねこ見亭」のお世話係さん、またカフェの常連さんのススメもあって、2匹一緒に迎える決意をしたそうです。

2匹が甘えたいときにそっとそばにいる存在になれたら

 2匹がやってきてからというもの、やなこさんの生活は一変したといいます。

「以前はしょっちゅう出歩いて、自分のことばかり考えていたのですが、今では寄り道もせず帰宅して、もちくんとちょびのことが中心の生活。常に家を掃除して、決められた時間にごはんを与えて。『ハゲができたー』『呼吸が荒い』とか、2匹にちょっとでも変化があれば病院に連れていき、ありがたいことに大事に至ったことはありません」

 そんなやなこさんの変化にはご主人もびっくりしているそう。

「ただ、あまりにも自分がねこに寄り添いすぎてるなと感じることもしばしば……。仕事で疲れた夫にも、ねこのこととなると強めに当たってしまいますし。病院にもしょっちゅう連れていくので、逆にストレスとなっていないかと反省しています」

「すべてがねこを中心にまわっていて、もちろん楽しい半面、趣味や世界が狭まっているなと。ふたりと2匹がそれぞれ楽しく穏やかに過ごせるように、私ももう少し肩の力を抜いていければと思います。2匹が甘えたい時にそっとそばにいる存在……それが理想です!」

「寄り添いすぎているかも……」とやなこさんは言いますが、それほどまでにやなこさんの愛情は深く優しく、そして温かい。

 誰よりもふたりのことを大切に想う気持ち、それはもちくんとちょびちゃんが誰よりも感じて、そして受け止めているはずです。幸せに包まれた穏やかな家族の日々が、これからもずっとずっと続いていきますように。

(猫ねこ部)