どうぶつ
猫エイズキャリアのねこ「テディ」ちゃんとの暮らし 「名前を呼んで大好きだよと伝えます」
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ねことの暮らしのアイデアが詰まった「猫ねこ部」がお届けするシリーズ“なないろ猫物語”。大切な家族の一員である、飼いねことの生活のなかで感じたハッピーなエピソードを紹介します。美しい黒の毛並みが魅力的なねこ「テディ」ちゃんは、猫エイズキャリア。いつ発症するか不安を抱えつつも、愛情を注ぎ一緒に暮らす飼い主さんは、「優しくて自慢のねこ」と話します。
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北海道の牧場で牛と一緒に成長 怖いもの知らずの女の子
艷やかな黒い毛並み、エメラルドグリーンの瞳がとっても魅力的な彼女の名前は”テディ”ちゃん。
「出会ったときにはすでに名前がついていました。名付けたのは職場の先輩。ふわふわでぬいぐるみみたいだから『テディ』と名前をつけたそうです!」そう話すのは、飼い主の野良猫かのん(@kanoneko87)さん。
テディちゃんと出会ったのは飼い主さんが18歳のとき。短期アルバイト先の北海道の牧場で、先輩に抱っこされながら現れたねこ、それがテディちゃんだったそうです。
テディは、牛と一緒に育ったからか怖い物知らず。自分より大きなねこや人間でも遊ぼう! とすぐに近づいていくのだとか。しかもとってもやんちゃ。「遊び盛りの男の子みたいです」と飼い主さんは話します。
生まれた時はとても小さくネズミと思うくらい未熟
そんな元気いっぱいのテディちゃんですが、先輩いわく「ネズミかと思うぐらい小さく生まれた」、未熟児だったんだとか。実際にテディちゃんは、飼い主さんが初めて会ったときはとても小さく、「生後半年ぐらいかな」と思ったというほど。しかし、もう1歳だと聞いて驚いたそうです。
そんなテディちゃんの母ねこの「しょしょ」ちゃんは、飼い主さんにとっても、とても思い入れがある子なのだそう。
「しょしょは他の母ねこが子育てをできなくなったとき、自分が代わりに育てたりするようなとても優しくてかわいいねこでした。お空に行ったときはすごく悲しく、とても泣きました……」
しょしょちゃんの頑張りのおかげで、テディちゃんはこんなにもすくすくと元気に成長したといいます。