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漫画

15歳の愛犬が見せた老化のサイン 飼い主の不安な気持ちを描いた漫画に共感殺到 「涙が出ました」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「今できることを全部しよう」 自身で描いた漫画が考えるきっかけに

 あみだむくさんに作品を描いた経緯などをお伺いしました。

Q. この漫画を描いた理由を教えてください。
「急激に老いて行く愛犬を見て、この日々の終わりを意識したことで不安を感じました。それでも、愛犬との限られた日々を少しでも前向きなものにしたかったのと、今の気持ちや愛犬との他愛ない出来事を覚えておきたくて漫画にしました」

Q. 愛犬の老いをどのように受け入れていったのでしょうか。
「受け入れられたわけではないので不安は尽きなかったのですが、この漫画で同じような気持ちになっている主人公を描くことで少し安心したような気もします。このような状況に向き合っているのは私だけではない、考えても変わらないのだから今できることを全部しようと、改めて考えるきっかけになりました」

Q. 実際の愛犬も、漫画の主人公と同じように「なんとなくの関わりしかなかった」そうですが、実家から連れてきた経緯を教えてください。
「なんとなくの関わりというのは、実家では家族と一緒に面倒を見ていたり、犬とは部屋も離れていたりしたため、“ふたりきり”になった今ほど、密な関係ではなかったという感じです。

 実家ではもう1匹犬を飼っていて、母と私で2匹を見ていたのですが、私が家を出るタイミングで2匹とも残していくのには心配がありました。また、私自身も寂しかったため、1匹連れてきました」

Q. 実際の愛犬の老いを感じるようになったのはいつ頃からですか?
「14歳になったあたりからです。もともと持病はあったものの、その頃から急につまづいたり、段差を嫌がったりするように。たまに、てんかん発作も起こすようになりました」

Q. 愛犬の老いを認識して変化したことはありますか。
「愛犬の生活環境をちょこちょこ変えました。段差をなくし、水飲み場などは高さをつけ、夜は暗いと目が見えないので犬用に足元ライトを設置するなどしました」

 いつかは必ず訪れる愛犬との別れ。しかし、楽しい思い出をいっぱい作りながら、少しずつその日への準備をしていこうと思える作品は、多くの人の心を癒やしています。

(Hint-Pot編集部)