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漫画

「涙腺崩壊」 天国へ向かう愛犬を描いた漫画に6万人が感動

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:藪犬小夏(@yabuinukonatsu)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:藪犬小夏(@yabuinukonatsu)さん】

 大切な家族のペットがある日、突然亡くなった時、飼い主さんの多くは深い悲しみで喪失感に包まれます。そのような状態を「ペットロス」と呼びますが、時には「こうしてあげれば良かった」と後悔して自分を責めてしまうことも……。そんな人たちの心を温かくしてくれる漫画が、ツイッター上で6.2万件もの“いいね”を集めています。亡くなりながらも飼い主さんのことを思う犬が、不思議な電車に乗って行き着いた先は? 作者の藪犬小夏(@yabuinukonatsu)さんにお話を伺いました。

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15歳で亡くなったミミコちゃん 電車に乗って向かった先は?

 プロの漫画家である藪犬小夏さんは、SNSでもオリジナル漫画を投稿。自身や周囲の人たちが登場するリアルな経験談を描いた4コマ漫画などが人気を博しています。今回、ツイッターで話題になった「虹の橋出張所」は、この世を旅立った犬のミミコちゃんが主人公の短編漫画です。

 物語は、ガタンゴトンと走る電車内から始まります。“1人”ぽつんと寂しそうに座っているミミコちゃんですが、ふと外を見るととてもきれいな虹の橋が。すると心の中に「ずっと一緒にいようね」「大好きよ」「1人にしちゃ嫌よ 約束」と飼い主のゆきえさんの言葉が響き渡ります。

 一方、到着先では忙しそうな猫の職員が乗客の資料に目を通しています。「ミミコ15歳」「1つの家で暮らし最期は飼い主に看取られる」………実はこの電車、到着するのは「虹の橋出張所」という亡くなった人間や動物たちが立ち寄るこの世と天国をつなぐ場所なのです。ミミコちゃんは15歳で生涯を終えてやってきたのでした。他にも、母ねこと離れ離れになって凍死してしまった4匹の子ねこもいます。

 その場所にいるミミコちゃんは人間の言葉が理解できるようになっていました。そこで職員さんと話しながら、心の中に響き渡っていたゆきえさんの言葉の意味を理解します。「ゆきえさんとの約束を守れなかったんだって……」と涙を流すミミコちゃん。そして、「このままじゃいけません ゆきえさんを1人にしたまま」と泣き続けます。

 次に職員さんと向かったのは、草原が広がる小高い丘の上に広がる「居住エリア」。職員さんによると、この場所にとどまって大切な誰かが来るのを待つか、空にかかる虹の橋を渡ってすぐに「次」の準備を始めてもいいそうです。そして、「ミミコさんの心残りを解決しましょう」と提案します。