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訪日アメリカ人「タフな噛み応えで、不思議な食感だった」 飲みこむタイミングに困惑 日本で生まれて初めて口にした食べ物とは
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訪日外国人のなかには、日本でしか食べられないものに関心を寄せる旅行者が多くいます。アメリカからやってきた男性は、アメリカでは食用が禁じられている食べ物に興味津々です。日本で初めて食べたものとは。
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「日本でおいしくない食べ物はないから、おいしいものを挙げるのは難しい」
アメリカのユタ州から日本にやってきたマーシャルさん。訪日は5年ぶり、2度目だそうで、今回は、友人と2週間かけて大阪、京都・奈良、そして金沢をめぐる予定です。
初めて日本を訪れたのは2019年。当時は、訪日外国人観光客は「全然いなかった」のに、今回は激増していると感じたそう。「本当にたくさんの外国人がいますね!」と、マーシャルさんは驚きを隠せません。
この5年でインバウンド対応した店も多く、「英語のメニューがすごく増えています」とマーシャルさん。飲食店でのオーダーも手慣れたもので、さまざまな日本食を楽しんでいます。
そのなかでもおいしかった食べ物を質問したところ「日本でおいしくない食べ物はないので、おいしいものを挙げるのは難しいです」と悩んでしまいました。とくに印象に残ったのは、東京・渋谷の居酒屋で食べた、「鳥の手羽を揚げたもの」だったそうです。
アメリカでは食用としての販売は禁止されている州も
また、今回の旅で生まれて初めて食べたものがあるそうです。それは馬肉。
日本で馬肉といえば、赤身部分が空気に触れると桜色に変化することから「桜肉」ともいわれています。高タンパク・低カロリーで栄養価が高く、滋養強壮や薬膳料理に使われることも。日本では名産地として熊本県が有名ですが、マーシャルさんの母国アメリカでは、州によって馬肉を食用として販売することが禁じられているそうです。
「味は素晴らしかったんですが、すごくタフな噛み応えで、いつ飲み込めばいいのか、とても不思議な食感でした」
馬肉の味には感動しつつも、初めての食べ物に戸惑ってしまった面もあったようですね。日本には、アメリカにはない食べ物がたくさんあります。滞在中にたくさん味わってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)