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絶対王者の元競走馬 荒ぶる姿に反響 余生送る有名牧場で新エリアの建設も
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本州では梅雨入りが間近に迫っていますが、北海道ではまだまだ寒暖差が大きい日々です。そんななか、元競走馬で障害レースの絶対王者と呼ばれたオジュウチョウサン(牡13歳)は元気に過ごしています。Yogiboヴェルサイユリゾートファームでの様子を、同ファームの岩崎崇文さんに伺いました。
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後ろ脚で立ち上がる姿は現役時代を彷彿
5月末にヴェルサイユリゾートファームの公式X(ツイッター)にアップされた動画には、オジュウチョウサンが動き回る姿がありました。絶対王者のオーラがより増しているようです。
毛色は黒みがかった茶色の鹿毛(かげ)。一瞬、後ろ脚で立ち上がる姿はたくましく、後ろ脚の筋肉に刻まれる溝が、晴天に映えます。
再生回数はすぐに20万回を超えました。リプライ(返信)には「踏み切ってジャンプしようか悩んでる?」や「動きが軽い」、「荒ぶる姿がかっこいい」などのコメントが並んでいます。
現在は 午前6時くらいに放牧地に出て、体を動かしたり、来場するファンに公開されているので触れ合ったり。午後3時30分くらいには、厩舎に戻る生活を送っています。岩崎さんは「相変わらず元気ですね。人気もすごくて、お守りを送ってもらうこともあります」と話してくれました。
「別邸 ビラ・ウトゥル」は8月に完成予定
同ファームで過ごすようになってから約1年半が経過。種牡馬としてはまだまだ健在で、今年も3頭に種付けしました。
オジュウチョウサンをはじめ、約40頭が過ごしている同ファーム。2009年のダービー馬・ロジユニヴァースも、今年から仲間入りしました。タニノギムレットに続き、日本ダービー馬が2頭います。
さすがに手狭になってきたため、近隣に「別邸 ビラ・ウトゥル」を建設中。すでに着工していますが、馬はもちろん、ファンの人々とも一緒に作っていく牧場となりそうです。プロ野球の北海道日本ハムの本拠地エスコンフィールドと同様に、れんがに名前などを刻印できる権利も発売しています。名前が入ったれんがは、厩舎前に敷設される予定です。
厩舎じたいは8月頃には完成。その後、順次ファンエリアなどを造成する算段です。これから新しく受け入れる馬たちは、別邸のほうで暮らすことになりそう。別邸とはいえ、本場からは車で3分程度。日高町と平取(びらとり)町にあり町を隔てますが、すぐ近くなのではしごも可能になりそうです。
岩崎さんは「採草地を牧場にしています。ファンのみなさんに来てもらえるのはもう少し先になりますが、工事は進めています」と説明してくれました。完成したら、また多くのファンが訪れる、人気スポットになることでしょう。
(Hint-Pot編集部)