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メーガン妃とヘンリー王子 ロイヤルファミリーからの孤立が深刻 解決の糸口もなく
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現在、休暇中の夫妻 10月のインタビュー以来埋まらない溝 英紙報じる
メーガン妃とヘンリー王子は現在、公務を離れて休暇中だ。夫妻の公式SNSは定期的に更新されているが、長男アーチーくんとともにどこでどう過ごしているのか詳細は不明のまま。メーガン妃は過去2回、ロイヤルファミリーの面々とクリスマス礼拝に行っているが、今年のクリスマスはエリザベス女王のサンドリンガム・ハウスでほかの王族達と一緒に過ごさないことが確定している。そんななか、英メディアは夫妻の孤立がますます深刻になっていることを報じた。当面、解決の糸口もなさそうだ。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、そもそものきっかけは、南アフリカのロイヤルツアーを追ったドキュメンタリー番組「ハリーとメーガン:アフリカの旅」中で応じたインタビュー。ヘンリー王子はウイリアム王子と「別々の道を歩み始めた」と話し、兄弟の別離を認め、メーガン妃は「私に大丈夫と声をかけてくれる人はあまりいない」と打ち明けて、王室内の孤独を明らかにした。しかし番組が放映された10月20日以来、サセックス公爵夫妻の王室内での孤立がさらに深まった。
記事では、王室専門のコメンテーター、リチャード・フィッツウィリアムズ氏が、メーガン妃とヘンリー王子は、こうしたインタビューを行うことについて「事前に王室の了解を得るつもりがなかったのは明らかだ」と指摘している。
つまり王室メンバーにとって今回のふたりの発言は「寝耳に水」。そうした状況もあり、フィッツウイリアム氏は「ロイヤルファミリーのほとんどにとっては、受け入れられない話だった」と言う。またこうしたふたりの発言はエリザベス女王の「不平や不満は決して公にせず、説明もしない」というポリシーにも真っ向から反するものだ。もしも不満があればまずは王族内で話し合い、解決するのが筋。それをいきなり、なんの前触れもなくテレビで「孤立」を明らかにしたのでは他の王族メンバーの立つ瀬がない。
その上、メーガン妃は「メール・オン・サンデー」紙を提訴。実父マイケルさんに宛てた手紙の一部を不当に掲載したというが、これでタブロイド・メディアとの争いも公になり泥沼化の可能性も。王室メンバーの中にはこうした提訴も問題視する向きも多く、ふたりの孤立を深める大きな要因となっている。
現在、ヘンリー王子とメーガン妃は公務を離れて休暇中のため、当面、他の王室メンバーと顔を合わせたり直接話をしたりする機会はなさそう。溝を埋めるきっかけが見つからない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)