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エリザベス女王 クリスマスのスピーチで着る服の秘密 避けている意外な色とは
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毎年恒例のメッセージ撮影の“舞台裏” 専属アドバイザーが明かす
イギリスで恒例となっているエリザベス女王のクリスマスのスピーチ。女王がその年を振り返り、国民に向けて自らの言葉でメッセージを伝える姿が、毎年12月25日15時からテレビで放送される。専属ファッションアドバイザーのアンジェラ・ケリー氏によると、大好きな色なのに、女王が決してクリスマススピーチの収録の場では着ない服の色があるのだという。その「秘密」を英紙が報じた。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、エリザベス女王は今年も25日に放送されるクリスマスのスピーチの収録を行う予定だが、専属ファッションアドバイザーのケリー氏は著書「The Other Side of the Coin: The Queen, the Dresser and the Wardrobe」のなかで、このときの女王の衣装は数週間前から決められているという。
まず、撮影シーンで使用する予定の色合い、どの家具がフィーチャーされるか、そしてクリスマスツリーがどのように装飾されるかなど細かく決められ、説明があるという。「それらの色合いに基づいて、女王に合った衣装を選ぶのです」とケリー氏は語っている。
そして、この時、衣装候補の中に最初から含んでいないのが、クリスマス・カラーの「緑」と「赤」であることを挙げた。「たとえば赤はカメラで映しだすのが難しく、緑ではツリーの位置によっては女王が、かぶってしまうことがあります」と説明。
御年93歳の女王は、ふだんは青やピンクをはじめ、明るい緑や赤色のドレスを好んで着ている印象があるが、クリスマスのスピーチでは赤や緑の服は着用しない。
ちなみにケリー氏は以前、エリザベス女王が1年間で唯一「自分でお化粧をしない日」として、このクリスマスのスピーチの撮影の日を挙げている。この日だけはプロの手にゆだねるのだそうだが、ふだんは女王自らメイクをしていることを明かしている。
(Hint-Pot編集部)