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フランス人「日本に来ることは私の夢」 最初の食事で悪戦苦闘 開けるのが難しかった食べ物とは
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海外旅行の楽しみは、母国とは異なる文化を体験すること。韓国に留学中のフランス人女性は、行ってみたかった日本に到着してすぐに異文化を体験したそうで、「悪戦苦闘した」といいます。いったいどんな体験だったのでしょうか。
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「韓国で勉強すれば、日本に来ることもできる!」
友人たちと渋谷を観光中に話を聞かせてくれたのは、現在フランスから韓国に留学中というマルシリアさん。もともとアジア圏で勉強してみたいという希望があり、日本と韓国どちらへ留学するか迷っていたそうです。しかし、友人の希望で、ビジネスを学ぶために韓国へ行くことを決めました。
「日本に来ることは私の夢でした。そこで、韓国で勉強すれば日本に来ることもできる! と考えたんです。日本も韓国も、フランス人の私からしたらとても遠くてなかなか行くことができない国。その2つを訪問することができて、とてもうれしいです」
今回は、友人2人と一緒に、学校の休暇を利用しての訪日。5日間の予定で、東京を観光する予定です。
念願の日本 最初の食事はコンビニのおにぎり
そんなマルシリアさんに、念願叶って訪れた日本で感動したことを聞いたところ、「まさにコンビニエンスよ!」と興奮ぎみに教えてくれたのが、コンビニエンスストアの素晴らしさです。
「気軽に利用できるし、なんでもそろっていますね。私たちが日本に到着して、最初に口にしたものは、コンビニのおにぎりでした」
マルシリアさんは、韓国のコンビニも便利だと思ったそうですが、日本のコンビニは韓国よりも商品数が多くて驚いたといいます。
フランスにはない? 日本の商品は個別包装が基本
コンビニのおにぎりのおいしさにも感動したというマルシリアさん。なかでも、一番のお気に入りは「ツナマヨおにぎり」でした。マヨネーズと和えたツナを食べるのは初めてだったそう。おいしさとともに、とても驚いたことがあったといいます。
「パッケージを開けるのに苦戦したけど、なんとか食べることができました。フランスでは、パンはショーケースに入っていて、店員さんに頼んで取ってもらうスタイルです。日本のコンビニのようにすべてがビニールにくるまれて、個包装になっていることに、最初はとても驚きました。フランス人の私たちにとって、日本のおにぎりパッケージは複雑すぎて、悪戦苦闘しました(笑)」
海苔のパリッとした食感が楽しめるおにぎりのパッケージは、日本で開発されたもの。慣れていない人からすると、どこから開けるのか、スタートから戸惑ってしまうのも無理はありません。
とくに、日本語が読めない外国人は余計に難しいと感じるかもしれませんね。降り立ってすぐに日本文化の洗礼を受けたマルシリアさんですが、5日間の滞在を楽しんでくれていたらうれしいですね。
(Hint-Pot編集部)