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「海の危険生物のひとつ」 関東近県でも目撃 フグと同じ猛毒を含む生物に警視庁が注意喚起
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7月になり、多くのエリアで海開きを迎え始めました。暑い日は思い切り泳いでリフレッシュしたいところですが、海にはさまざまな危険が潜んでいます。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)は、海の岩場に生息するという危険な生物を紹介し、注意を呼びかけています。
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暖かい海に多く生息 近年では日本海側でも目撃
同課が「海の危険生物のひとつ」として紹介したのは、マダコ科に属する「ヒョウモンダコ」。頭が3センチ、体が10センチほどの小型のタコです。体は褐色で一般的なタコと似た見た目をしていますが、興奮状態になると鮮やかな青色の斑点が浮かび上がるといいます。
おとなしく、自分から攻撃してくることはないものの、唾液にはフグと同じ強い神経毒のテトロドトキシンなどの猛毒を含んでいるそう。咬まれたり食べたりすると、呼吸困難や痙攣などの症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあるようです。
ヒョウモンダコは暖かい海に多く生息しているといわれ、日本では千葉県以南の太平洋側で多く発見されていました。しかし、近年では温暖化が進み、福井県以南の日本海側でも目撃情報が。
投稿によると、関東近県の海でも見られ、「十分に注意してください」と呼びかけています。リプライ(返信)には、「怖いですね」「こんなタコいるのね」「怒ってないときはそんなに派手でもないらしいのでそれも注意ねー」などの声が上がっています。
もし海岸でヒョウモンダコを発見しても、絶対に触ったり捕まえたりしないこと。とくに、斑点が浮かび上がっているときは攻撃的になっているため近づかないよう注意が必要です。また、咬まれてしまったら、流水で毒を絞り出し(口では絶対に吸い出さないように)、速やかに医療機関で治療を受けましょう。
もうすぐ迎える夏休み。安全に楽しく過ごせるよう、海での過ごし方や生物についての知識を身につけることも大切ですね。
(Hint-Pot編集部)