「海のギャング」と呼ばれるウツボ。獰猛な性格で海の危険生物に挙げられることもあるため、怖い印象がある人も多いのでは。しかし、思わずギャップ萌えしてしまうウツボのかわいい一面を描いたイラストが、ツイッター上で3.5万件の“いいね”を集めて話題になっています。イラストを作成したれれれ（@chima2chan）さんに詳しいお話を伺いました。

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ウツボのドジなところと賢いところを優しいタッチで描く

　イラストレーターのれれれさんは、ゆる～いウツボのイラストが大人気。モデルは一緒に暮らしているアミキカイウツボです。体長約30センチの小型で、性格はのんびりとしているそう。たまに水槽内の岩から落ちてしまうなど、ちょっとドジっ子な一面もあるのだとか。

　れれれさんは、「ドジ」な時と「かしこい」時に分けて、それぞれ4つの行動を優しいタッチのイラストで紹介。お箸でつままれたごはんを食べようと近寄るも、距離感を間違えて空振りしてしまったり、水滴が体についたことに驚いて水中に落ちてしまったりと、その愛らしさは「海のギャング」であることを疑ってしまうほど。

　また、差し出されたイカの種類を判別できるという賢さには思わず脱帽。モンゴウイカを差し出されると、なぜか口を閉じて食べないのだとか。その表情にも思わずほっこりしてしまいます。

　れれれさんのウツボ愛にあふれたイラストには3.5万件の“いいね”が集まり、リプライ（返信）には「ひえっかわい……」「かわいいとこと賢いとこ、同時に見ると尊い」「ウツボはちょっと不気味って思っていたけど、このウツボちゃんはめちゃくちゃかわいくてファンになりそう」「和むわー」など、たくさんの感想が寄せられています。

　ウツボに関するイラストをたくさん描いているれれれさんですが、今回のように2パターンに分けて描いたのには理由があるそう。

「ウツボを飼育していると、家にいるからこそ見ることができるウツボの行動がたくさんあります。ウツボは怖い生き物だけど、かわいい行動もするということを知ってもらえれば、少しでも身近に感じてもらえるかなと思ってイラストを描きました」

ウツボの魅力はイラストでは伝え切れないほどたくさん！

　実はれれれさんのウツボは、人間のように大あくびする姿で大きな注目を集めたことが。ウツボの魅力は、描き切れないほどまだまだたくさんあるようです。

「ごはんが食べたくなると、水槽内をバタバタ泳ぎ回って『ごはん欲しい！』アピールをするところが本当にかわいいです。なぜかたまにごはんにスリスリだけして食べずに去るのですが、その姿もほっこりしますね。また、水槽外に置いてあるものや横切った人に威嚇して、ガラスにぶつかっている時がたまにあるので、『ドジだな……』と思うこともあります」

　今回のイラストで、多くの人にウツボの新たな魅力を知ってもらうことができ、「イラストを見てウツボに興味が出てきた」「ウツボが気になるから今度水族館行ったら見てみる」という“ウツボ沼”にハマったた人からのうれしい声も届いたそう。

　れれれさんが描く、愛嬌たっぷりのウツボはLINEスタンプでもシリーズ化しており好評を得ています。これからもウツボのチャーミングなところをたくさん発信してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）