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忘れがちな傘のお手入れ 「傘ソムリエ」に聞いた正しいお手入れ方法とやりがちなNGとは
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傘を傷めるNG やりがちな2つのこととは
――お手入れや使い方について、「意外に知られていないけど、これはNG」といったことはあるのでしょうか。
「ついつい、やりがちなことが2つありますね。まず、傘を濡れたままたたんでしまうこと。そのままにしておくと、カビ臭くなってしまいます。使ったら、毎回きちんと乾かしてから保管してください。
あと、傘を開く前に、振ってほぐさずに開いてしまうのも良くありません。骨が絡まった状態で人の力が加わると、破損や変形が発生するおそれがあります。完全に折れていない場合でも、ひびなど目に見えない損傷が起こっている場合があるので、よく骨をほぐしてから開くようにしてください」
――丈夫な傘や、長持ちする傘の選び方はありますか?
「風に煽られにくく、壊れにくい傘を求めるなら、耐風構造に注目。衝撃を受け流す耐風構造が備わった傘は風に強く、強風でひっくり返っても一度閉じれば元に戻りやすいのが特徴です。
さらに、親骨に樹脂を繊維で補強したFRP(繊維強化プラスチック)などが使われていれば、風に強いだけではなく折れにくさも期待できます。軽量なので、お子さんでも扱いやすいかと思います」
雨が降ってきて、いざ使おうと傘を開いたらカビ臭かったり、壊れていたりしたら困ってしまいます。お手入れをしっかりして、お気に入りの傘を長く大事に使いたいですね。
○取材協力:土屋博勇喜さん
(Hint-Pot編集部)