どうぶつ
養子ねこが“へそ天”でうっとり 元保護ねこの優しさに2万“いいね” 「みんな幸せになりますように」
公開日: / 更新日:
妊娠していたくるちゃんを保護
今でこそ、にぺくもりずのさんの家で安全に育児をしているくるちゃんですが、ついこの間まで外の世界で生きていました。6月1日、にぺくもりずのさんが公園を散歩していたとき、妊娠中のくるちゃんと出会ったそうです。
にぺくもりずのさんは保護しようと試みますが、くるちゃんは警戒心が強く、なかなか捕獲できませんでした。その後、くるちゃんが懐いていた中学生に協力してもらい、見事捕獲に成功。そのまますぐに動物病院を受診しました。
「痩せている体に不釣り合いな膨らんだお腹から、間違いなく妊婦ねこだと確信。初期医療を受けてから自宅に連れ帰りました。用意しておいた寝室のケージにくるちゃんを入れました。くるちゃんはケージ内にあるトイレの中で、翌朝まで緊張で固まっていました」
それからにぺくもりずのさんの家での生活に少し慣れた6月25日、くるちゃんは6匹の赤ちゃんを出産しました。保護前は警戒心が強かったくるちゃんですが、今ではにぺくもりずのさんを信頼して甘えん坊な一面を見せるのだとか。
「1日に2回ほど、くるちゃんの甘えん坊タイムがあります。私の膝の上やベッドで“頭突きゴロスリ”する姿は愛おしいです」
生後2週間のとあちゃんの声に反応し…
くるちゃんが出産した日、とあちゃんは別の場所で保護されました。まだミルク育児が必要なとあちゃんですが、保護した家庭は日中外出をしてしまうとのこと。その話を聞いたにぺくもりずのさんが、代わりにミルク育児を引き受けることになりました。
小さなとあちゃんを家に連れ帰ったにぺくもりずさんは、排尿のためにとあちゃんのおしりをトントン。すると、とあちゃんが声を上げました。その声に反応したのは、同じ部屋にいた育児中のくるちゃん。勢い良くとあちゃんの近くに来て、首をガブッと噛みました。
「くるちゃんは、そのままとあちゃんをえくわえて寝床に連れていき、静かに身を横たえて自らの乳房を差し出しました。とあちゃんは必死にくるちゃんの体を這い回り、乳房を見つけると夢中になって母乳を吸い、安心したかのように6匹の赤ちゃんねこたちの隙間に埋もれました」
くるちゃんの愛あふれる行動は、人間も見習うべきところがあるかもしれませんね。くるちゃんととあちゃんの保護に協力してくれたのは、福岡県久留米市にある保護ねこ譲渡施設で、ねこカフェでもある「クレープと猫の家」。
にぺくもりずのさんはここで個人的にボランティア活動を行い、ねこの医療費や保護活動のための募金も呼びかけています。不幸なねこが1匹でも減っていくことを願わずにはいられません。
住所:福岡県久留米市上津町1-28-15
電話番号:0942-21-8819
営業時間:クレープ 午後12時~午後9時/猫部屋 午後1時~午後6時
※猫部屋に入場料はありません。保護ねこ活動・ねこたちの医療費のため、“お気持ち募金”を募集しています。
(Hint-Pot編集部)