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アメリカ人家族、20年ぶりの富士山で日本人の行動に驚き 渋滞の登山道でも「とても行儀がいい」
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日本一の山として、毎年多くの人が訪れる富士山。時期によっては「登山者の7割が外国人」と言われるほど、大勢の観光客でにぎわっています。そんな富士山の登山道で出会ったアメリカ人家族に、その魅力を聞きました。
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妻のレイチェルさんは20年前に新潟に住んでいた経験も
アメリカ・フロリダ州から訪れたというレイチェルさんとジョシュさん、娘のゼラさんのタイソン一家。レイチェルさんは20年前に新潟に住んでいた経験があるといい、今回の訪日では3週間で東京、新潟、京都、奈良、名古屋などを巡る予定だといいます。
「富士山に登るのは20年ぶり。当時も大変な思いをしましたが、今回は娘も一緒でもっと大変。でも、それだけ美しい場所です」
夫婦は登山が趣味とのことですが、日本の山では日本人の優しさに数多く触れたそう。
「日本人はみんな親切。鎖場(つり下がった鎖を頼りに登る急な斜面)ではいつも立ち止まって道を譲ってくれたり、道案内をしてくれます。登山道で渋滞が起きても追い越したりせず、とても行儀がいい。すれ違った人と交わす『コンニチハ!』も気持ちがいいものです。下山後の温泉も最高です」
富士山では今夏から、混雑緩和のため入山料の徴収や事前予約制が導入されています。どのような印象を受けているのでしょうか。
「とてもいいアイデアだと思います。20年前に登ったときよりも外国人観光客は増えている印象ですし、山頂の混雑がなくなるのは賛成です。(2000円の)入山料はディズニーランドよりずっと安いですし、ラーメン1杯と変わらないくらいの金額。今まで無料だったのが信じられないくらいです」
20年前を懐かしみながらも、時代に合わせた富士山の変化に好印象を抱いていました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)