日本の治安やマナーの良さに驚く外国人観光客は少なくありません。初めて日本を訪れているフランス人大学生も、母国ではあまり見かけない、安全な国を象徴するものに目が釘づけになりました。思わず写真を撮ってしまったというものとは、いったいなんだったのでしょうか。

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将来的にアジアの大学へ進学したいフランス人学生

　初めて日本を訪れている、フランス人大学生のマチスさん。この日は一緒に旅をしている友人と別行動し、ひとりで東京を散策していました。

　今回の旅行で初めてアジアの地を踏んだマチスさんですが、将来的にはアジアの大学で経済学を学んでみたいと考えているそうです。そんなマチスさんに、日本の印象をお聞きしました。

「日本は何もかも美しいと感じました。一番印象に残ったことは、人がとても親切で、いつも笑顔であることです。敬意を持って人と接しているのを感じられました」

　また、日本人のマナー意識の高さや治安の良さにも目を見張ったといいます。「今回は僕の夢の第一歩となる旅行でしたが、見事に日本と恋に落ちました」と、すっかり日本の魅力に取りつかれたようです。

フランスでは屋外にはないが、日本は「ありとあらゆるところにある」

　マチスさんが日本でとくに注目したのは、街角に設置された自動販売機の多さです。

「日本にはありとあらゆるところに、自動販売機がありますね！　コンビニエンスストアもたくさんあるのに。先ほども自動販売機で水を買いました」

　マチスさんによると、フランスの自動販売機は大学のような大型の施設にはあるものの、街角で見かけることはほぼないそう。常に人の目が届きにくい場所だと、壊されてお金や商品を持ち去られる可能性もあり、安全性の観点からほとんどが施設内に設置されています。

　日本では屋外にも多く設置されており、故障が少なく、メンテナンスもしっかりされています。また、冷たい飲み物だけでなく温かい飲み物も購入できたり、最近は冷凍食品やケーキ類などさまざまな種類が扱われたりするなど、より便利になっていますよね。

「アイスクリームの自動販売機まで発見し、すごくおもしろいと思いました。日本はどうしてそんなになんでも自動で売りたいのですか？　ハイテクです！」

　安全な国の象徴にもなっている自動販売機。日本に恋したマチスさんが、再訪日するのも遠くないかもしれませんね。

（Hint-Pot編集部）