カルチャー
ニュージーランド人「日本のは格別においしい」 母国との違いに仰天 虜になった好物の食べ方とは
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国や地域によって、食の習慣はさまざまです。同じ食べ物でも、食べ方やタイミングが異なることも。日本で暮らして2年になるニュージーランド人男性は、今ではすっかり日本人の食習慣になじみ、お気に入りの食べ物の「最高」の食べ方を見つけたといいます。いったい、何をどのように食べているのでしょうか。
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母国でもお気に入りの味 「日本のは格別おいしい」
ニュージーランド最大の都市・オークランドからやってきたイハカさん。学生時代に日本語や日本文化について学び、現在、日本で英語教師として働いて2年になります。住んでいる長野のほか、さまざまな日本の都市への旅行を楽しむなど、念願だった日本での生活を満喫しているそう。
日本ならではの味をいろいろと楽しんでいるイハカさんに、お気に入りの食べ物を聞くと、「ラーメンです!」と即答。母国にいる頃からラーメンをおいしいと感じていたそうですが「日本のは格別おいしい」と、大好物になったようです。
「味もいろいろあるのに驚きましたね。ニュージーランドでは、ほとんどがしょうゆ味だったので、しょうゆのほかに、塩、みそ、とんこつなど、こんなに味の種類があるものなのかと思いました。すべて食べましたが、どれも本当においしい。トッピングをたくさん乗せて食べるのが、私流です」
スープの種類だけでなく、トッピングで変化がつけられるのもラーメンの醍醐味。さまざまなトッピングとの組み合わせで、イハカさん流にラーメンの味わいを広げています。
「日本人はみんなスリムなのに」 最初は驚いた日本人の食べ方
日本のラーメンを幅広く楽しんでいるイハカさん。それでも以前は、日本人がラーメンを食べるタイミングのひとつに、違和感を覚えていたと明かします。
「日本人はみんなスリムなのに、お酒を飲んだあとにラーメンを食べるので、最初は『えええ!? こんなに食べるの?』と思いました。私たちはお酒を飲んだあとといったら、ハンバーガーを食べたり、タコスを食べたりするんです。でも日本人は、シメはラーメンだというから『ヘビーだな~』と思っていました」
海外展開している日本のラーメン店のなかには、海外の一部で単品料理やアルコールメニューを充実させ、シメにラーメンを食べるスタイルを提供しているところもあります。ただ、お酒のあとにラーメンを食べたくなるのは、日本人“あるある”なのかもしれません。
日本になじんだイハカさんは、「飲んだあとのラーメンは最高ですね!(笑)」と、すっかりシメのラーメンの虜になってしまったそうです。
2年の日本暮らしで、嗜好も日本人化しつつあるイハカさん。これからも多くの文化を吸収しながら、日本での生活を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)