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「奇跡のような出来事」 迷子のインコが23キロ先で… 「どうやってきたのか」飼い主驚き

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

迷子になる前の小春ちゃん【写真提供:manami(@1137ma)さん】
迷子になる前の小春ちゃん【写真提供:manami(@1137ma)さん】

 愛するペットのインコが突然、迷子に……。憔悴して行方を探していたところ、奇跡的な再会を果たしたという投稿がネットで大きな話題になっています。投稿したmanami(@1137ma)さんに詳しい話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

手の中で眠り…「相当寂しかったんだと思います」

「小春が帰ってきました

奇跡のような出来事で、
正直本当にびっくりですが…
約23km。長旅本当にお疲れ様」

 23日、manamiさんが小春ちゃんが無事戻ってきたことを報告すると、「本当に良かった!」「胸が詰まりそうでした」「もう大冒険しちゃ駄目じゃで」「本当に奇跡です。この酷暑の中保護して下さった保護主様にも感謝ですね」など多くの反応が寄せられました。

 小春ちゃんは、セキセイインコのメスで、今年2月に誕生。3月末から飼育しています。

 自宅からいなくなってしまったのは20日のことでした。

「現在彼氏と同棲しているのですが、私自身は、その現場に居合わせておらず、出かけるのをベランダから見送ってもらいお家を出発。出発してすぐに電話がかかってきて、(小春が)出て行ったことを知る状態でした」

 どのような状況だったのでしょうか。

「彼から聞いた話によると、当日7時頃、ベランダで見送った後、部屋に戻ろうと窓を開けた時、洗濯物が落ちてしまってそれを拾おうとかかんだ。小春は、彼の肩に乗ろうと飛び立ったが、彼が洗濯物を拾うのにしゃがんだタイミングと重なってしまいそのまままっすぐ外に……。呼びかけてもパニック状態のようで、右左と蛇行しながら徐々に上に飛んでいったと言っていました」

 manamiさんはすぐに自宅に戻り、懸命に捜索します。その後、Xに「拡散希望」と書いて投稿。情報は多くの人に知れ渡る状態となりました。

 しかし、手がかりはつかめません。

「2日目、3日目と日中は出ないといけなかったので、明け方と夕方。2人で近所を探し回ったり近くの神社や公園など自然があるところを中心に、車で探しに行ったりしましたが見つかりませんでした」

 事態が動いたのは3日目の夜でした。

「RILYさんという方の投稿を見つけてくださった方が小春に似てませんか? とつないでくださって、そこから保護主様と個別に連絡を取り合って確認させていただけることになりました」

 小春ちゃんに似たインコが保護されているというのです。

 早速確認に向かうと、そこにいたのは、小春ちゃんでした。

「発見したのは隣のお家の方だったみたいなんですが、以前鳥を飼っていたこともあり、隣の保護主様のお母様に保護してあげてとお声がけしてくださって保護してくれたみたいです。22日の17時頃だったと言ってました。当時は、弱っておりそのまま捕まえられる状態だったみたいです」

 驚いたのは、発見された場所です。

 manamiさんの自宅は山側にありますが、23キロ離れた海の近くまで飛来していました。

「また、保護された場所もマンションの11階で、こんな高いところまでどうやってきたのか本当に分かりません……」と、素直な気持ちを吐露しました。

 保護主にインコの飼育経験があり、manamiさんが来るまで、十分にケアしてもらっていたそう。

「鳥かごがあり、弱った小春に保温もバッチリしてくださっていて回復までサポートしていただいてたみたいです。本当に運のいい子だと思います」と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。