言葉を覚え始めた小さい子どもが、つたないながらも一生懸命しゃべる様子は愛らしいですよね。X（ツイッター）では、1歳児があまりにも意外な単語を発した様子を描いたイラストが爆笑を巻き起こしています。作者のぴるくる（@pilkul_nigou）さんに詳しいお話を伺いました。

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「うちの子と通ずるものを感じる」などの声も

「『わんわん』とか『まんま』とか、こう……もっと初歩的な日本語があるんだよ」

　そんなコメントを添えて投稿されたイラストには、スタイをつけた小さな女の子が座る姿が描かれています。吹き出しには、まだ小さな子どもが発するのが意外すぎる単語が……。

　余白の部分には、手書きで「もうちょっと実用性のある言葉から覚えてほしいような……」という心の声が綴られています。そう思ってしまうのは無理もありません。なぜなら女の子が口にした言葉は、なんと「江戸時代」。令和生まれの子が、平成でも昭和でもなく、いきなり「江戸時代」と発したのです。

　まだ語彙が圧倒的に少ない幼児にしては、あまりに渋すぎる言葉のチョイスに、リプライ（返信）には「え、江戸時代……」「江戸時代？　江戸時代???」と、思わずびっくりした人からのコメントが。

　また、引用リポストには「1歳半健診の『しゃべれる言葉リスト』に『質感』が入っていたうちの子と通ずるものを感じる」「うちは『ここ家が建つんだー……区画狭そうだねえ』と言ったら、子どもが『くかく』と言いました。どの言葉より鮮明でした」など、我が子のおもしろ発言についての報告が寄せられています。

「ちょっと、これ聴いて!!」と送信した音声データが要因に

　イラストの作者は、Xに日常のつぶやきのほか漫画やイラストを投稿している、ぴるくるさん。やんちゃで甘えん坊な4歳の長女・モルさんと、まだ1歳で、おっとりしていてお姉ちゃんが大好きな次女・モモさん姉妹を子育て中です。

　今回のイラストに登場したのは、モモさん。ぴるくるさんによると、モモさんは「江戸時代」を1回だけ言ったのではなく、その後もしばらく「えどじだい……えどじだい……」と、ぶつぶつつぶやいていたそう。

　実は、モモさんが突如「江戸時代」と言い出したのには、大きな要因がありました。

　お姉ちゃんのモルさんが2歳の頃、テレビでアナウンサーが言った「江戸時代」を真似して連呼。録音したぴるくるさんが「ちょっと、これ聴いて!!」と、LINEで音声データを夫に送信します。

　すると、モルさんが発する「江戸時代」が気に入った夫は、すぐさま着信音に設定。その音声をたまたま聴いたモモさんが真似して、今回の渋すぎる発言につながったそうです。