漫画
電車内で子どもをきつく叱るママ 諭す高齢女性の言葉に感動の声 実体験漫画に「目頭が熱くなりました」
公開日: / 更新日:
フォロワーの体験談を元にした漫画をインスタグラムで発信している、イラストレーターのしばたま(@shibatamaa)さん。電車内で娘に対して強い言葉で叱りつけていた女性に、高齢の女性が声をかけていたところを目撃したという体験談が寄せられ漫画化したところ、多くの人から感動の声が。しばたまさんが、フォロワーの体験談を漫画にするようになったきっかけは何だったのでしょうか。話題になった漫画のことなどをご本人に伺いました。
◇ ◇ ◇
「大切なことを忘れているわ」 ご婦人が伝えたかったこととは
しばたまさんは、イラストレーターとして活躍する傍ら、インスタグラムで発信してきたフォロワーの体験談をまとめた漫画が注目を集め、3月12日(木)には、初の書籍「1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話(KADOKAWA刊)」発売を控えています。
フォロワーからのエピソードを漫画化し始めたきっかけは、仕事柄、在宅ワークが多く、休日も家にいることが多かったため、漫画のコメント欄に届いたフォロワーの体験談を漫画化することを思いついたからだそう。「その方がバリエーションも豊富になっていろいろな漫画が描けるし、楽しいんじゃないかなと考えるようになった」と、しばたまさんは言います。
今回話題となったのは、電車の中で投稿者が目撃したという、小さな女の子とそのお母さん、そして居合わせたご婦人のやりとりをまとめたもの。なかなか言うことを聞いてくれない女の子にイライラし、ついつい女の子に辛く当たってしまうお母さん。それを同じ車両にいたご婦人が、「あなたは頑張っている。でもね、大切なことを忘れているわ」と、優しくお母さんを諭し、何のために頑張っているかを改めて気づかせてくれた、というものです。
しばたまさんがこの話を漫画にしようと思ったのは「リアルタイムで育児に悩んでいる方に、もしかしたらご婦人の言葉が響くかもしれない」と思ったからだそうです。日々、忙しく過ごしていると、気づかぬうちにピリピリとしてしまうもの。「好きで誰かを怒っている方はいないと思いますし、例えば育児や子どもに関することだけでなく、どこかのタイミングで誰かが優しく現実に引き戻してくれることって、多くの人が共感できるのかな」と考えたともいいます。
しばたまさんは、この漫画に共感してくれたり、漫画と同様に怒ってしまったことをすごく後悔しているママが想像以上に多かったことに驚いたと同時に「大変な毎日なんだな」と子育ての難しさを実感しました。
この漫画はフォロワーからも大きな反響を集め「目頭が熱くなりました。素敵な話をありがとうございました」や「声をかけたご婦人も素晴らしいけれど、それをちゃんと理解するお母さんも偉い」といったコメントや、2万件を超える「いいね」が寄せられました。
(Hint-Pot編集部)