カルチャー
アメリカ人「感謝しきれません」 日本の酷暑対策 日本人の知恵と工夫に感謝したアイテムとは
公開日: / 更新日:
連日35度以上の猛暑日が続くなど、今年の夏も厳しい暑さになっている日本。予想外の暑さに、汗をぬぐいながら観光している訪日外国人も少なくありません。日本に留学中のアメリカ人男性も暑さに呆然としつつ、思わず感謝してしまったものがあるそう。いったい、どのようなものなのでしょうか。
◇ ◇ ◇
日本に留学中のスクールメイト まもなく離日してそれぞれの母国へ
スウェーデン人のオットさんとアメリカ人のレオさんは、日本で同じ学校に通っているスクールメイト。オットさんは日本に滞在して11か月が経ち、まもなくスウェーデンに帰国予定。一方、レオさんは修了後に九州などを回ってから、8月の終わりにアメリカへ帰国するそうです。
連日、猛烈な暑さのなか、箱根を観光していたふたり。高温多湿の日本の夏に、体はヘトヘトです。
「世界的にどこもかしこも暑いと言っていますが、日本もそうみたいですね」とオットさんは汗を拭います。オットさんが日本に来たのは去年の9月。そのとき「なんて湿度の高さなんだ!」と驚いたそうです。
レオさんは、暑さにややうんざりした表情を見せながらも、「日本では、暑さ対策ガジェットの豊富さに感謝しきれませんね!」と、日本人の知恵と工夫に笑みをこぼします。そんなレオさんの両手には、折りたたみ傘と携帯扇風機がありました。
「折りたたみの日傘と携帯扇風機が手放せませんよ(笑)。僕の住んでいるカリフォルニア州は完全に車社会なので、このようなアイテムを持ち歩く概念がないんです」
日傘は完全遮光や晴雨兼用、折りたたみタイプなど、高い機能性や豊富なデザインが魅力で、直射日光を避けて体感温度を下げてくれる優れもの。しかし、海外に日傘を差す文化はあまり浸透していないようです。
近年、日本では携帯扇風機を手にする人も多く見られるようになりました。手軽に涼が取れるアイテムではあるものの、使い方に注意が必要な場合も。外気温が35度を超えるような日の使用は、熱風が顔や体に吹きつけられることから、熱中症などを引き起こしてしまう可能性が指摘されています。
まもなく日本を離れるというふたりですが、まだまだ暑さは続きそう。日本ならではの暑さ対策グッズを上手に活用して、こまめに休憩や水分を取りながら、日本の夏を少しでも快適に過ごしてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)