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浴室水切りワイパーのダメな使い方とは 効率的な掃除テクと保管の仕方を掃除のプロが伝授
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教えてくれた人:伊藤 まき
窓や鏡、浴室の壁などを洗ったとき、平面についた水滴を効率的に落とすことができる水切りワイパー。ワイパー部分や取っ手の長さが多様なため、場所によって使い分けることが重要です。選び方や使い方を誤ると、簡単に終わるはずの掃除に苦戦してしまうことも。どのようなことに注意すればいいのか、掃除のプロ・伊藤まきさんにお聞きしました。
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壁面に傷がつかない“安全”なものを選んで
せっかく壁や窓を水洗いしても、そのままにしていては水アカが発生する原因になります。それを防ぐためにも、水切りワイパーを使うと便利です。洗ったあとの水滴をすっきり水切りできます。
ワイパーの使い方は、上から下に向かって動かすのが基本です。そうすることで、水滴が下に流れ、周囲に飛び散りにくくなります。壁に強く押しつけすぎずに、軽い力で、ゆっくりと滑らせるようにしましょう。
ただし、タイル壁の場合は、目地部分に水が溜まりやすいので注意が必要です。また、塗装壁の場合は、デリケートなので使用しないでください。
ワイパーのヘッドの大きさはさまざま。横幅が狭いタイプだとなかなか作業が進まないため、水切りしたい場所に合わせた大きさを選びましょう。
コーナーや角の部分はワイパーを無理に使わず、吸水力が高いマイクロファイバータオルやバスタオルで拭き取ったほうが早いでしょう。もしくは、クロスつきのフローリングワイパーを使う選択もあります。
なお、水切りワイパーを使ったあとは、洗ってからゴム周辺の水気を拭き取り、乾かしてからしまいましょう。収納するときは、高温・低温になる場所、直射日光が当たる場所を避けるようにしてください。ゴムの部分が変形するのを防ぐために、フックなどにぶら下げ、ゴム部分にほかのものが当たらないようにするといいでしょう。
ゴムの部分は、長年使用していると経年劣化が起こります。硬化しているものを使うと、壁面や窓枠を傷つけることも。指先で触って、硬くなっていたり傷がついていたりするようであれば、新しいものに買い替えましょう。
(和栗 恵)