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エリザベス女王 キャサリン妃に抱いていた“不満”とは 英紙が報道
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「極力スポットライトがあたらないように」ウイリアム王子の意向も要因か
現在では、その美しさに加えて賢明な振る舞いで、将来の国王たるウイリアム王子の妻として申し分ない働きと存在感を見せるキャサリン妃。ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の3人の子どもを育てる母親としても素晴らしく、今ではまさに将来の英国王室を背負って立つ女性に成長した。しかし、2010年11月にウイリアム王子と婚約を発表してから2011年4月にウエストミンスター寺院で結婚式を挙げるまでのあいだ、エリザベス女王がキャサリン妃に不満を抱いたことがあったという。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、王室専門家のフィル・ダンピエ氏は当時の女王がキャサリン妃に対し「何もしない」とこぼしていたと証言する。
エリザベス女王は公務に対して非常に勤勉であると伝えられていて、働き者の女王からすると、婚約してロイヤルファミリーの一員となったというのに、表舞台に全く現れないキャサリン妃が不甲斐ないと感じたという。
当時のキャサリン妃は非常に控えめで、婚約発表会見でしか肉声を聞いたことがないという国民が大多数だった。そんな極端な低姿勢振りが、エリザベス女王の中で「それで将来の国王の妻が務まるのか」という疑念に変わったという。
しかし、それも裏を返せばウイリアム王子の意向だった。ダンピエ氏によると、ウイリアム王子は、亡き母のダイアナ元妃がメディアからの異常な関心に苦しんでいたことから、婚約期間のキャサリン妃には「極力スポットライトが当たらないように配慮していた」という。
それがエリザベス女王の目には“王室メンバーとなるには地味すぎる”と写ったのだが、現在のキャサリン妃は文句なしの孫嫁となり、将来の王妃としても適任の人物となった。女王の不満も杞憂だったことが明らかになっている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)