カルチャー
「フランス語で書いても、神様はわかってくれるかしら?」 日本に来るのが夢だったフランス人女性 少し緊張したこととは
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動画配信サービスなどの普及で、日本のカルチャーは世界に広がっています。日本に来るのが夢だったというフランス人女性は、留学中の休暇を利用して東京へやってきました。女性には、東京で行ってみたかった憧れの場所があります。いったどこだったのでしょうか。
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東京に5日間滞在する予定の3人 行きたい場所は原宿
話を聞かせてくれたのは、フランス南部にあるトゥールーズ出身のマルシリアさん、マリーナさん、ジュリアさん。3人はビジネスを学ぶため、韓国へ留学中です。
交換留学生としてしばらくの間、韓国で暮らす3人は、学校の休暇を利用し、留学先の候補のひとつだった日本に旅行することに。3人が日本へ来るのは初めてだといいます。マルシリアさんは、3人を代表して日本への思いや、憧れの場所を教えてくれました。
「日本に来ることは、私の夢でもありました。日本も韓国も、フランス人の私からしたらとても遠くてなかなか行くことができない国です。その2つを訪れることができて、とてもうれしいです」
3人は、東京に5日間滞在する予定。とくに行ってみたいと思っていたのは、原宿です。
「原宿は、Kawaii文化の発祥の地らしいですね。フランスでは、日本のアニメは本当に神様のような存在。日本のアニメは独特なタッチで大好きです」
日本カルチャーへの関心が高まり続けているフランス。日本文化の総合博覧会である「ジャパン エキスポ」の来場者数は、2022年、23年と過去最高を更新しています。Netflixなどの動画配信サービスにより、日本のアニメはより身近なものになっているようです。
絵馬に興味津々 「フランス語でもわかってくれるかしら?」
3人は原宿にある明治神宮も訪れました。とくに、気になったのは絵馬です。
「日本の絵馬というのは、とてもおもしろいですね。願い事を書いて飾っておくと願いが叶うんでしょう?」
マルシリアさんは、絵馬に願い事や名前を書いて、奉納する際に木枠などにかけることから、フランスで人気のおまじないを思い出したようです。それは、パリのセーヌ川にかかっているポンデザール橋の欄干に、恋人同士2人の名前を書いた南京錠を取り付けて、その鍵をセーヌ川に投げ込むというもの。そうすると、ずっと一緒にいられるというジンクスで有名なのだそうです。
フランス人のマルシリアさんには、絵馬を奉納する際に心配なことがありました。
「日本の絵馬は名前入りで書かないと神様が誰の願い事かわからず、願いが叶わないと聞きました。だから少し緊張します。フランス語で書いても、神様はわかってくれるかしら?(笑)」
マルシリアさんは、いったいどんな願い事を書いたのでしょうか? 日本の神様にも、きっと日本を大好きな3人の思いが伝わっていることでしょう。
(Hint-Pot編集部)