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パリの地下鉄は「決して油断しない」 フランス在住の杏さんが公共交通機関で気をつけていることとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

パリの公共交通機関について紹介する杏さん(画像はスクリーンショット)
パリの公共交通機関について紹介する杏さん(画像はスクリーンショット)

 世界中から多くの観光客が訪れるフランス・パリ。一度は行ってみたいと憧れている人も多いでしょう。フランスを拠点に活躍する俳優の杏さんは自身のYouTubeチャンネルで、視聴者からのリクエストや、現在パリで五輪が開催されていることを受け、知っておくと便利なパリの情報を紹介。第2弾は「パリの交通情報」を丁寧に解説し、「勉強になる」など感謝の声が上がっています。

 ◇ ◇ ◇

パリ市内の移動はメトロが便利

 杏さんが「一度、企画としてやっておきたい」と考えていたのが、パリのメトロ(地下鉄)の乗り方の解説でした。パリでは道が渋滞していることもあり、「交通機関としてはメトロに乗れたらすごく便利」だといいます。そこで、友人でコーディネーターでもあるパリ在住17年の松本さんと一緒に、現在のパリの交通事情を紹介しました。

 切符の買い方から説明した杏さん。電子化が進んでいるため、以前に比べると日本人でも購入しやすくなっているようですが、乗り越し清算ができないなどさまざまな注意が必要です。

 気をつけたほうがいいのは、切符の買い方だけではありません。実際に乗車する際も、日本とは大きな違いがたくさんあるようです。

 たとえば、フランスのメトロにはエスカレーターがあまりないそう。しかし、スーツケースを持っていたら誰かが助けてくれることが多いので、その場合は「『ありがとう、メルシーと言いましょう』」とのことです。

 また、電車のドアが手動の場合や、車内のドア上にある路線図のランプが壊れていることがあるので、電車に乗ったあとも周囲の状況をよく観察しておくことが大切。「決して油断しない。この方向に乗ったとて止まる駅もちゃんと見ておいたほうがいいのかなと思います。(中心地から)はずれればはずれるほど本数も少なくなって、帰るのも難しくなってきちゃうので」と、現地で暮らしているからこそわかる情報を伝えました。

バスは運転手へのアピールが重要に

 メトロに続いて、パリのバス事情についても紹介。ひとつの停留所にいろいろなバスが来ることから、ただ待っているだけでは止まってくれず、「手を挙げないと止まってくれない」といいます。そのため、運転手さんに「私、今から乗りまーす!」というアピールが大切だそうです。

「それでも無視されることもあるんだけど」と自身の経験を振り返りながら、「とりあえずバスが来たら私乗りますアピールも必要だと思います」と、バスに乗るときの注意点を説明しました。

 さらには、降車時にもアピールが必要な場合が。フランスのバスにも、日本と同じように降車をお知らせするボタンがありますが、ランプがついているかどうか怪しいときは「止まってー!」とアピールしたほうがいいようです。

 杏さんがバスに乗るときは、「ボンジュール」とあいさつしてから乗るのを心がけているそう。「コミュニケーションを取りながら、バスとか乗っていただければと思います」と、利用時にはあいさつと自己主張が重要なことを伝えました。

 コメント欄には「これからパリを訪れる方や今訪れて戸惑っている方も多くいらっしゃると思いますので、ナイスな動画ですね」「メトロの乗り方、参考になりました」「年々いろんなことが進化していくので、こういう生活に密着した情報はありがたい」「勉強になります」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)