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観葉植物の葉が変色した グリーンの暑さ対策で見直すべきポイントは プロが解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

置く場所や水・肥料やりを見直して、適切な手入れを

 残念ながら変色してしまった葉はも元に戻りませんが、適切なお手入れをすることで、植物は再び元気になります。

 まず、観葉植物を置く場所を適切な環境にしましょう。直射日光が当たる場所、エアコンの風が直接当たる場所はNGです。間接光が入る明るい日陰に置くと良いでしょう。カーテンやブラインドを利用して、光の強さを調整することも効果的です。また、湿度管理も忘れずに。エアコンの使用で室内が乾燥しがちな場合は、葉水をして湿度を保ちましょう。これにより乾燥ストレスを軽減し、葉の健康を維持できます。

 次に、水やりの見直しです。土の乾燥具合を定期的にチェックし、適切なタイミングで水をやることが重要です。夏は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行い、土がしっかりと水を吸収できるようにします。水切れにも注意しなければなりませんが、水やりの頻度を見直し、過剰な水やりを避けることも大切です。天気が良いから日中、外で水やりしようというのは危険です。水滴がレンズ効果となり、葉を焼いてしまう可能性があります。

 続いて、肥料の使用頻度も見直しを。控えめな使用を心がけ、薄めた液体肥料を与えるようにします。過剰な肥料は避け、植物の健康状態を観察しながら適切な量に調整しましょう。肥料を調整したい場合は、置き肥よりも液体肥料がおすすめです。水やりの頻度が増える夏場は、置き肥だと通常より多く与えることになり、強すぎて肥料焼けになってしまいます。

 また、定期的に植物をチェックして、異常がないかも確認してください。病害虫が見つかった場合は、早めに駆除することが重要です。市販の虫除けスプレーや天然の防虫対策を利用して、植物を保護しましょう。茶色くなってしまった葉や枯れた部分は早めに取り除きます。これにより、植物の見た目が良くなるだけでなく、健康な部分への栄養供給がスムーズになるでしょう。

(Hint-Pot編集部)

のなか りえこ

フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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